衆院予算委員会で「おこめ券の使用期限」について立憲民主党の井坂信彦議員が黄川田仁志国務大臣を追及しました。井坂議員は、「現金給付は自由に使えるのに対し、おこめ券には無理に期限が設定されているのはなぜか」と質問しました。これに対し黄川田大臣は「交付金の目的が適切に達成されるよう、期限の設定や他の方法の実績把握が重要」と答弁しましたが、その際に笑顔を見せたことで議場にヤジが飛び交いました。
井坂議員は、大臣の態度を批判しつつ、交付金は自由に使えるべきだと主張しました。

今回の議論では、政府の政策における矛盾と不透明さが露呈しています。交付金による支援策で、現金が自由に使えるにも関わらず、なぜおこめ券には期限が設けられているのか、明確な理由が示されていません。この背景には、制度設計の一貫性の欠如があると言えるでしょう。
この問題の本質は、交付金の柔軟性と自治体ごとの事情に応じた支援の必要性が考慮されていないことにあります。おこめ券の期限設定が自治体の自由を奪い、行政の煩雑さを増している点が指摘されます。制度改善には以下の提案が考えられます。まず、交付金の使用に関するガイドラインを一貫させ、自治体の裁量を尊重すること。次に、支援策の柔軟性を高め、多様な手法を許容し地域の実情に応じた対応を可能にすること。
最後に、国民への説明責任を果たし、透明性を高めて信頼を確保することが求められます。
この状況は、公共の資源がどれだけ柔軟かつ有効に使われるべきかという社会的価値観の揺らぎを示しています。公平で明確な制度設計がなされない限り、不満と疑念は消えないでしょう。
ネットからのコメント
1、鈴木大臣がおこめ券にこだわり、消費者や自治体から反発が出ても軌道修正しなかったことで重点支援交付金全体の立て付けがおかしくなった感じがしますし、地方交付金を活用した物価高対策を行うのであればシンプルな現金給付の方が遥かに良かったと思います。高市総理には農水大臣が大好きなおこめ券は消費者からも自治体からも総スカン状態だということを強く認識してほしいです。
2、立憲を支持つもりはないけど、この質問と指摘については同意。大臣の答弁も、よくぞここまで回りくどく、そして分かりにくく話す事が出来るなと感心すらする。いずれにしても、期限については、米余りで値下がりする前に使わせて、実績と利益を確保する農水省とJAの都合で、消費者のことは何も考えていないでしょう。
個人的感情になりますが、この大臣たちの態度も含めて、各首長一致して「おこめ券」を拒否して、鈴木大臣にNOを突き付けてほしいと思う
3、黄川田大臣の態度は正に不遜、国会の侮辱だと思う。野党とその質問を明らかに馬鹿にしている態度だが、その野党も選挙で国民の支持を得て国会に居る。その野党の質問を侮辱にすることは、裏にいる有権者を侮辱にしたという事だ。ネットの中には野党をあからさまに嘲笑する人は居るが、議員がそれと同じ事をする事の意味を全く理解していない。それがしたいなら議員を辞めてネットで笑っていれば良い。公人の資格などない。
4、ごくごく一般論としてクーポン券ってそもそも用途が限られている(利用条件が付いてる)けど、現金よりちょっとお得になってるから使ってねってことでしょ?。だから3000円のお米券でお米買えば3300円分買えるよっていうならまだ分からなくもないけど、3000円のお米券で2640円分のお米しか買えないって・・・。だれがどうみても使わないよ、。逆にコレ使ってる自治体、ウラで何かやってるとみられても仕方が無いんじゃないかな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a29ecace203e50d97fc6b840f169ab02525d83ad,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]