日本野球機構が2025年11月9日に開催した現役ドラフトで、中日ドラゴンズの根尾昂投手と読売ジャイアンツの山瀬慎之助捕手がリストから外れるという状況に驚きが広がりました。根尾は高校時代の二刀流の活躍で注目され、ドラフト1位で入団しましたが、現状プロで伸び悩んでいます。投手への転向後も試合出場数は少なく、戦力としての評価は低い状態です。

一方、山瀬は1軍出場機会の少なさから移籍を希望しているとの声もありましたが、球団は次世代の正捕手候補として保有を選択しました。両選手の名前がリスト入りしなかった背景には、各球団の編成方針や選手の発展可能性への期待があると言えます。

これらの動向は、日本プロ野球の現役ドラフトの制度の目的である「不遇な選手の救済」を考えると、重要な検討課題を提示しています。現行のドラフト制度が本来の目的を果たしているのか、再評価の必要性があります。球団が選手を活用する能力と、選手個々の適応力との間で乖離が生じている現状は、選手の成長を妨げる要因となり得ます。これらの問題に取り組むためには、制度の改善が急務です。

最初に、選手育成の柔軟性を高めるために、複数の育成パターンを提供することが求められます。次に、選手が現役ドラフトを通じてより多様な選択肢を得られるよう制度設計を変更することが重要です。

さらに、馴染みのある環境から移籍する際のサポート体制を充実させ、選手が新たな環境に適応しやすい助けをすることが必要です。これらの改善策を実行すれば、プロ野球全体の活性化につながるはずです。今後のプロ野球の発展のために、制度の真価を問われる時期が来ているのです。

ネットからのコメント

1、根尾選手は球団が手放さないと思います。地元出身のドラ1で、根尾とコールされた時の歓声や、集客力は他の選手にはないものかと。特に東海三県の選手は面倒見が良い方だと思いますし。山瀬選手にしてもこの記事の通り、捕手は飽和しているものの次世代を考えた時の大事なピースとなっているので放出は考えにくい。それぞれ思惑があって、結果的に小粒ドラフトになってしまいましたね。不遇な選手を減らす、移籍の活性化が本来の目的なら、条件を満たした選手の自動選出がいいのだと思いますが、球団の長期的なビジョンがそれぞれある中でそんなことは出来ないでしょうし、難しいですね。

2、根尾は元日ハムの斎藤佑樹と同じなんですよね。球団としては年俸は安くできるし、グッズの売り上げは高い。

斎藤佑樹も環境を変える為に神宮のヤクルトとか思ってましたけど、球団は結局ださなかったしね。根尾を出すならまず人気をなくすことなんだろうね。中日の場合チヤホヤされる割合が高いのかね。堂上も活躍しなかったし、石川もだし、中日は地元人気高校生には手を出さない方がいいのかも

3、根尾や山瀬が環境変えたら覚醒するかはともかく、選手と球団の相性は絶対あるからな。根尾は「中日だから育たない」みたいなコメント見たことあるけどDeNAで埋もれていた細川は中日で開花した。和田コーチの影響も大きかったらしいし。逆に牧なんかはDeNAの環境がドンピシャだったんだろうな。村上も岡本も佐藤輝明もヤクルト、巨人、阪神の環境や育成が良かったのだろう。広島ファンの俺は田村俊介も現ドラやトレード環境変えた方が本人には良いのかな。と思ってる。

4、根尾選手はよっぽどのことがない限り放出はないでしょう。仮に放出したらファンからの反発も大きいでしょうし、何よりチーム育成方針が問われる。仮に他球団に行ったとしても投手根尾が必要なのか、また野手からやるのか。

残っても出ても大変な立場だと思います。