埼玉県朝霞市で、医療事務を務める77歳の女性が、特殊詐欺に遭い約9950万円の現金をだまし取られました。この現金は夫の遺産で、たんす預金されていました。事件は11月上旬に始まり、女性の固定電話に電話会社を装った自動音声がかかってきました。「迷惑電話やメールが多数確認されている」との内容で、対応を促されました。その後、警察官や検事を名乗る男らから「詐欺に口座が利用されている」として、現金をスーツケースに入れ自宅の駐車場に置くよう指示されました。
女性は指示通りにしましたが、現金は約2時間後に消えてしまいました。連日確認の電話がありましたが、12月12日から音信不通となり、不審に思った女性が息子と警察に届けたことで詐欺が発覚しました。

今回の事件は、高齢者を狙った巧妙な詐欺手口の一例であり、日本社会が直面する深刻な犯罪問題を浮き彫りにしています。このケースでは、被害者の不安を煽り、信頼を見繕った言葉で現金をだまし取る手口が使われました。高齢者に自己防衛の手段を与える制度の欠如がここにあります。まずは、高齢者向けの防犯教育の強化が必要です。また通信会社と法執行機関が連携し、疑わしい通信を早期にチェックし通報するシステムの構築が求められます。そして、詐欺被害者への支援制度も整えるべきです。個人の無防備な状態が犯罪悪化を招く一方で、社会全体が連携し、高齢者を守る仕組み作りが急務です。
天真爛漫な信頼が詐欺の温床になることを防ぎ、不正が見逃されない社会の構築が必要です。
ネットからのコメント
1、77歳と高齢とはいえ、医療事務女性女性とあるから働いてるんだよね。仕事が勤まってるならまだ呆けてはいないだろうに、何故こんな手口に引っ掛かるのだろう? 百歩譲って相手の話を信じたとしても、家の外に1億円近い現金を置いて取りに来るまで放置とか、正気とは思えない。手渡しではいけない理由は何?
2、これは逆に「タンス預金」してたから引っかかったんじゃないかな。1億近い金を銀行にも入れないで自宅に置くってことは、税金対策とかちょっとやましいことがあったんじゃないかね。そこを詐欺師に付け込まれたというか。タンス預金てのは銀行を介さなくても詐取できる金だから、詐欺師からしたらやりやすいはず。タンス預金があるかどうか聞き出すようなマニュアルがあるんじゃないかな。高齢者に関わらず、金銭管理とか行政の手続きなんかを配偶者や子どもに任せて、まるっきりわからない人って意外に多い。そういう人が頼れる身内を失ったときに、詐欺のチャンスが生まれてしまうんだと思う。
1億もあるなら、家族ともっと情報を共有して資産を守らないといけなかったね。
3、最近は固定電話に自動音声の用件が多くかかってきます。自動音声だとわかった時点で切りますが、ほぼ詐欺だと思っています。生声だと日本語がおかしいとかすぐに詐欺だとわかりやすいので自動音声にしているのかなと勘繰っています。この記事の女性は息子さんがいるのだから、最初から息子さんに相談しなかったのが間違いでしたね。
4、誤解を恐れずに言えば、いくら「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」とはいえ、騙した方もこんなに簡単に騙される人がいることに改めて驚いているだろうし、こんな美味しいビジネスはないと、詐欺を続けることを改めて決意したのでは。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/920a841b4e36356c514570a68a227a004ddb04c1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]