10月15日、安全保障理事会の会合で、中国の傅聡国連大使が高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁を批判し、「戦後の国際秩序への挑戦」として発言撤回を求めた。これに対し、日本の山崎和之国連大使は「根拠に欠ける発言」と遺憾を示し、対話を通じた平和的解決を期待した。中国は過去に2度、国連のグテレス事務総長に書簡を送付し、日本も反論の書簡を理事国に回覧した。
中国は演説の3分の1近くを日本批判に費やし、日本はそれに異議を唱え、対話を呼びかけた。

この件は国際政治の舞台において、両国間の対立が顕在化した事例です。中国の高市早苗氏への批判は、国際秩序への挑戦と主張されていますが、その根拠は疑問視されます。国連の場での情報戦は、国際の平和と安全の維持に寄与するどころか、反対に加盟国間の分断を招きかねません。高市氏の発言に含まれる台湾有事への言及は、日本が地域安全保障をどのように捉えているかを示す重要な指標ですが、それを国連憲章に反するとして攻撃することは、中国側の情報戦の一環との見方もできます。解決に向けては、まず双方が対話に向けた意思表示を明確にし、次に諸問題の背景と本質を冷静に分析し、最後に国際社会を巻き込んだ多国間の協議の場を設けることが求められます。
このような問題は、短絡的な批判に留まらず、より長期的視野を持った平和構築を目指すべきでしょう。
ネットからのコメント
1、中国のような大国がごねたら他国はどのように受け止めるのか、ある意味興味深いですね。身の回りでこういうことが起きたときによく使われる言葉ですが「ちゃんと見ている人は見てるから、同じレベルでケンカしちゃだめだよ」的な感覚で世界が見ていることを期待しています。今回のケースが他国にとっても中国との付き合い方を考える試金石となっているのではないでしょうか。
2、日本は、中国にわかるように、きっちり反論してください。なぜ、日本政府は、歯に物が挟まったような言い方になるのか、わからない。むしろ、そういう、引いた態度は改めるべきです。外交に関して、日本政府は、弱すぎる。言うべきことを、堂々、と言わないと、それこそ、国益に影響する。
3、冷静な大人の対応とは相手を怒らせないため言うべきことを言わないことではありませんはっきりと間違いを正さなければ間違った情報をもとに世界が日中関係を判断します未だに国連でも大声を出した者勝ちの状態です正確な情報を証拠とともに提示して中国の非を世界(露朝は別)の共通認識とすべきです中国を追い詰めると戦争の危険が高まると言う評論家が多くいますが世界の共通認識が中国の非を認めていれば簡単には中国も開戦に踏み切れません
4、安保理で中国何を言おうとも、ロシアだけしか味方にならないですよ。寧ろ、中国と同じ土俵に立って反論合戦を始めると、中国側の術中にはまる恐れもあるので、公の席では、通り一遍の反論はしながらも、一歩引いた形での対応で良く、西側諸国の国連大使と個別に会談等を行いながら、丁寧に日本の考えと中国側の矛盾を説明し、理解を得て行けばいいと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/eb689aef21f16fe5683a0d5274fa4ab158005a6c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]