事件概要
2025年7月25日、沖縄県北部で新たなテーマパーク「ジャングリア沖縄」が開業した。しかし、開業直後から批判が殺到し、来場者からは「期待外れ」「大人向けには物足りない」といった声が多く上がった。日本遊園地学会の塩地優会長は、アトラクションの質の低さを指摘し、今後の来場者数の減少を予測している。特に、自然の中にロボットの恐竜が展示されるというコンセプトに違和感を覚えた人々が多く、地域内には既存の恐竜施設も存在していることから、その魅力に疑問が呈された。
さらに、このプロジェクトには公的資金が多く使われており、赤字が続く可能性も指摘されている。
コメント
このテーマパークが抱える最大の問題は、そのコンセプトに根本的な矛盾があることです。「自然の中で恐竜」というテーマ自体は決して新鮮ではなく、近隣に既存の施設も存在している中で、新たに作る必要があったのか疑問が残ります。さらに、屋外にロボットの恐竜を展示することが、没入感を損なうという指摘は非常に納得できます。アトラクションの数が限られており、質の面でも期待を裏切られたという意見が多数で、結果として長期的な集客が難しくなる可能性があります。
加えて、森岡氏が過去に関わった他のプロジェクトでも、初動の成功に反して持続可能な利益構造の確立には失敗してきた事例が多いため、ジャングリア沖縄もその延長線上にあるのではないかという懸念は強まるばかりです。
税金を投入して進めるプロジェクトには、より高い経営の透明性と長期的なビジョンが求められます。このようなリスクを負うべきなのか、再考を促す声は多いと言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、沖縄っていう観光地の醍醐味って元々はそこにある海の圧倒的な美しさに代表される、ありのままの自然を楽しむ!っていうことにあると思います。人口構造物やキャラクター、アトラクションをファンタジー的に楽しむのは既存のテーマパークや遊園地が現在もやり続けていることで、ディズニーのように世界観をキッチリ大切にして運営されていて、隙があまり無いものから、指摘のあるように子供騙しのガバガバなものまでありますが、そういった所というのは楽しむ側の「まぁ…騙されてやるか」とか「ここのテーマに沿ってドップリ浸かってやるよ」っていう心持ちが必要になると思います。そういうものを沖縄には誰も求めていないので、そこにとてつもない異物感というか違和感が生じているのだと思います。大自然というのはそもそも圧倒的な説得力とか美しさとか、人間には到底どうにも出来ないような力強さがあったりします。
2、今後はどこから客を持ってくるか。USJやTDRは関西圏、首都圏にあるから安定した集客を見込める。方や長崎のハウステンボスは近くに福岡という大きな経済都市があっても集客に苦戦し何度も身売りを繰り返している。それらと比して沖縄のジャングリアはどうなのか?地元の人で何度もリピートすることは期待できないだろう。空路、ジャングリアに行った人が果たしてリピートするのか?那覇からの利便性も決していいわけでもない。私からすると沖縄旅行に求めるものは綺麗なビーチであって、自然の森の中の人工物ではない。文面にあるように陳腐なおもちゃに見えてしまうから。1~2年後には東南アジアや中国などに生き残りを求めることになりそうな気がする。
3、地域経済を良くしたいのは分かるが、テーマパークはリピーターがいて成り立つものです。立地上リピーターを獲得出来無いなら、オールインクルーシブを用意してから、やれば良かったのでは?準備不足が如実に出ているので、計画が甘いですし、現代人に時間と金が無いから、辺鄙な場所に行こうとする気が起きないと思います。
テーマパークで収益上げるなら、立地とトータルマネジメントが大事なのでしょう。
4、USJ,TDLは大都市圏にあるがゆえに、日帰り来場者が期待できる。またコンテンツの変化もあり、リピート客も多い。それにコンテンツも世界レベルで知られているものも多い。だから日本中、世界中からの来客も多い。さてこのテーマパークはどうだろうか。沖縄住民の来場者は限定的だ。来場者を増やすには、観光客に期待しなければいけない。有名なコンテンツも無いので、このテーマパークを目指して来場者は期待できない。その為には観光客に立ち寄ってもらう必要がある。沖縄として外国人観光客を増やす施策も必要だが、その観光客がこのテーマパークに来てくれるかだ。そんな中、どんな意図か分からないが、外国人への二重価格を採用してしまったのが、外国人、特にアジアからの観光客にどう影響するかだ。正直今後はかなり厳しい経営になることが想像される。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5bcad118419d53d440308d3d662125a9d7864786,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]