300字以内の概要:サッカーJ2ブラウブリッツ秋田の新スタジアム整備を巡り、秋田県・秋田市・クラブ間の事務的協議が11月24日に秋田市内で非公開で行われた。既存施設改修より新設を推進する市は、合理性のある選択と主張する一方、財政難を理由に事業主体や維持管理費の負担を拒否した。クラブも民間からの資金調達を主導する方針を示し、県も同様の認識で支持。
しかし、財政的課題や進行方針に具体性が欠ける状態が続き、議論は来年も継続予定。この状況に対し、自治体とクラブで役割分担が模索されるが、進展は鈍く、地元経済界への負担が課題として浮上している。

コメント:この一連の議論に見るべき問題は、地方自治体とプロクラブが事業計画において責任を回避し、具体性や実効力を欠いたまま議論を引き延ばしている点です。秋田市の新設方針こそ合理的だとしても、維持管理費を負担しないと言い切るのは、公共施設としてのスタジアムの性質を軽視した対応と言えます。一方でクラブの資金調達構想も、漠然と民間に依存する姿勢では地元経済界の負担を激増させる懸念が拭えません。
根本的な解決策として、まず自治体は地方財政の特殊性を踏まえ、スポーツ振興に対する長期的視野を持つ必要があります。
さらに、クラブは地元経済界や企業との具体的な連携プランを明示し、相互にメリットを共有できるモデルを提案すべきです。そして、全体を一元管理できる第三者機関を設立し、資金使途や運営計画を透明化する仕組みを導入することが求められます。
スポーツ施設整備は都市の活性化に直結する重要な機会であり、これを逃すことは、自治体やクラブの責任回避による地方衰退を許容することに他なりません。事業推進のための実行力が、今こそ問われています。
ネットからのコメント
1、公的資金ありきのスタジアム建設はやめないと、建てたとて、今後、人口減少がみえている特に地方では無駄に豪華な施設は維持管理ができないよ。スタジアムが欲しいサポーター、チームを応援する人は署名何万人じゃなくて寄付をすべき。資金提供して協力すればいい。
2、市営のサッカー場としての部分は公費負担で良いと思いますが、民間の興行であるサッカーリーグに支出する理由は、地域振興とはいえ慎重になされるべきです。秋田市の姿勢は当然であり批判は出来ないと感じます。サッカークラブは独自でスポンサー、資金を集めてこそだと思いますよ。
3、これは秋田市、秋田県だけの問題ではありません。国から補助金が出る事を前提にしてる時点で日本国民全員の問題です。そして秋田以外にも同様のスタジアム問題が起きてると言う事が日本国民にとって大きな問題であり負担です。果たしてサカスタは全国各地に必要でしょうか?
4、いかに地域経済の活性化みたいな話をしようとも、今のJリーグの枠組みで黒字化が見込めない運営なんて論外だと思います。仮に、地域経済の活性化の話しをするのであれば、そのエビデンスを示すことは必要です。チームやファンが熱に浮かされ強弁を振るうのでしょうが、貴方達の失敗のツケを支払わされるのは子供達なのです。税金を導入することの意味を、しっかりと理解するべきです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a5aa396785cb2d1564373ac523d2f18a34f74a56,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]