事件概要:
自民党、日本維新の会、国民民主党、参政党の4党は、憲法改正に必要な国民投票法の改正案を衆院に提出した。法案内容は、2024年に廃案となった案と同一で、公職選挙法改正時に盛り込まれた投票立会人選任要件の緩和など3項目を含む。今回の改正は、公選法と国民投票法の規定の不一致を解消し、憲法改正発議条件を整えることを目的としている。与野党4党の賛同により、参院でも賛成勢力が過半数に達しており、今国会での法案成立が確実視されている。一方、中道改革連合はインターネット広告規制やネット適正利用の議論を要求し、法案修正の可能性も残されている。

コメント:
本法案提出は憲法改正への動きを加速させる重要な節目として注目されていますが、その背後には議論を深めるべき課題がいくつか残されています。まず、規定整備を急ぐ際に、国民投票の透明性を確保するためのインターネット広告規制が未着手である現状は問題です。
ネットの利用は現代の意思形成に大きな影響を与えるため、適切なルールがないままでは情報操作の危険性が高まります。また、投票立会人の選任要件の緩和は、手続きの利便性向上を目的としますが、立会人の資格や公正性を保証する具体的な指針が不足しています。
これらの問題に対処するには、第一にインターネット広告の規制を検討する専門委員会を設置することが不可欠です。第二に立会人資格の基準を厳密化し、システム全体の監視機能を強化する手順を確立すべきです。そして第三に、国民投票法改正は憲法改正の一部に過ぎないことを考慮し、国民的議論による広範な合意形成を優先する必要があります。
憲法改正が国民の将来に与える影響は計り知れません。だからこそ、その手続きが十分な信頼性と公平性を確保するものになるべきです。性急な成果主義に陥るべきではなく、広く議論を深める姿勢こそが今求められています。
ネットからのコメント
1、国民投票法の改正と聞くと大きな変化に思えますが今回の3項目はすでに一般の選挙(公職選挙法)で全会一致で導入されているルールに合わせるだけの、いわば手続きのズレを直す事務的な修正です。
具体的には過疎化対策として投票立会人の選任要件を緩めるなど投票しやすい環境を整える中身です。そのため本来は揉める内容ではないのですが本当に重要なのはその先にあるネット有料広告の規制という宿題です。現在の国民投票法はネット広告の規制がほぼ手つかずで資金力のある側が大量にネット広告を出して世論を誘導できるリスクが専門家から指摘されています。事務的な3項目の先にあるネット社会に合わせたデジタル時代の公明正大なルール作りこそが私たちが本当に注目すべき議論の焦点だと思います。
2、2月の衆院選のように雪国の人が投票に行けない時期を狙って解散する暴挙が行われたら、投票率が低いにも関わらず成立してしまうマンション等でも住民の人数に対する比率が決められているのだから憲法改正に関わってくる国民投票は有権者に対しての比率を明記すべき高市総理の事だから、投票率の低い時期を狙って憲法改正の国民投票を設定しかねない2月の衆院選の様に憲法は国民のためにあるもので権力者の為のものではない
3、総裁選や選挙での誹謗中傷疑惑が明らかになった。
この件を有耶無耶にして、ご自分のやりたい事のみを急いでいるのには大変違和感がある。あまり具体的には書かれていないが、国民投票を自民党の有利な方向にもっていく改正では無かろうかと疑いたくなってしまう。。。国会での答弁でもハッキリと質問に対して述べず、逃げてばかりでは国民の信頼回復には程遠いだろう。まさか支持率が下がる前に制定しようと急いでいらっしゃるのか?自民党高市さんの憲法改正案には疑問だし、緊急事態条項の創設には危機感しかない。日本は民主主義国家である事を忘れないで欲しい。
4、いま話題の高市首相の秘書が複数の動画投稿者に依頼して、選挙期間中に相手候補を誹謗中傷する動画を大量投稿していた件ですが、それを考えると国民投票法にもインターネット広告の規制は必ず入れるべきだと思います。またこの手のネット工作が1年以内に発覚した場合、投票結果を無効にする規定も盛り込むべきです。お金を出してSNS上に大量の動画をばらまいたり、BOTを作っていいね数を数万単位で水増しして世論を操作するやり方は、憲法を変える手段としてふさわしくありません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1c414da3dcef3c56281a9500dbb2b62aeebc8fd0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]