第107回全国高校野球選手権大会が5日に開幕し、創成館と小松大谷の対戦で幕を開けました。今大会では酷暑対策として「朝夕2部制」が導入され、試合開始時間と終了時間が厳格に設定されました。午後5時半から始まった初日の試合は1試合のみで、午後10時を過ぎると新たなイニングに入らず、翌日に継続試合が行われるルールとなっています。
大阪桐蔭OBの田端良基氏は、ナイター試合や継続試合に対して問題点を指摘。特に継続試合によって試合の流れが途切れ、選手や応援団に負担をかけることを懸念しています。さらに、ナイター試合における不公平感を訴え、コールド制導入を提案しました。今後、2部制の拡大と7イニング制の導入が検討されています。
田端氏の指摘は、試合の流れを守るための重要な視点です。野球は流れのスポーツであり、途中で流れが変わることで試合の本来の面白さが損なわれてしまいます。特に、継続試合では、途中で勢いが変わることで勝敗の行方も大きく変わる可能性があるため、試合の公平性が欠けてしまいます。さらに、ナイター試合がもたらす不公平感も見逃せません。ナイター設備が整った学校とそうでない学校の差が、選手のパフォーマンスに影響を与えるのは明白です。
このような状況を改善するためには、コールド制を取り入れ、無駄な延長を避けることが一つの解決策でしょう。試合時間を短縮することで選手や応援団の負担も軽減され、より公平な環境が提供されるはずです。
ネットからのコメント
1、そりゃ何かを変えようと思えば不公平感は出るでしょ。評判の決して良くない高野連だって色々考えてるのだから粗探しの逆張りは良くないな。そもそも北海道と沖縄では練習出来る環境も違うし。甲子園大会だってトーナメントなのだから、勝ったチームは次の試合日程だって不公平はある訳で。高校野球で全て公平は無理って分からないもんかね。
2、開催時期の変更を検討しないと。これをやるだけで様々な酷暑対策や7イニング制などすべてやらなくても良くなる。もちろんナイターも。国連の発表によればすべての国が温暖化対策を完璧にやりきってまだまだ暑くなる。数年後、10年後は今よりも暑いのだ。高校野球の役割は勝つことでも酷暑の中命をかけ野球をすることでもなく、学生が安心安全の中健やかに野球をやりそれを通して成長することにある。
この時期にやることがこの役割に照らして適切か否か高校野球の関係者はよーく考えてもらいたい。甲子園での野球を無くせと言うわけではなくもう少し涼しい時期に変更しましょうと言うだけだよ。
3、さすが大阪桐蔭OBという考え方ですね。甲子園でそこまで点差が開くような試合が何試合もあるなんて思わないけど、やはり強豪校だと勝って当たり前みたいな感じなんでしょうね。
4、甲子園球場での開催に固執しているから、二部制や7イニング制なんて話が出てきます。これだけ日本各地にドーム球場ができているのだから、それを活用して持回り開催にすれば、従来と同様な日程で大会を開催できます。選抜大会の第1回は愛知県の八事球場で開催され、当初は全国各県で持回り開催する構想でしたが、甲子園球場が完成したため、第2回大会から同球場で開催されています。これだけ夏の気候が変わったのだから、夏に全国大会を開催したいのであれば、温故知新で持回り開催の発想を採り入れてもいいのではないでしょうか。昔に比べて「野球は一つ」という意識も高まっているから、将来の野球人口維持の観点からプロ側を説得すれば、ドーム球場の借用も全く不可能な話ではないと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/563fdb08cf0add92669b8bb492d423a59ba2c761,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]