高市早苗首相は、10月9日の衆院予算委員会において、自身の愛用品を購入することを通じて政治に興味を持つ若者のきっかけとなる活動「サナ活」について言及した。高市首相は、自民党の島尻安伊子氏からの質問に答え、「サナ活の話は知っている」とし、若者の政治への関心を高めるための一助であれば嬉しいと述べた。首相の愛用品、特にカバンやペンの購入者が増えているとのことだが、洋服の種類が少ないことがプレッシャーとの発言もあった。
さらに、危機管理投資や成長投資について触れ、次世代に成長を遂げた日本を継承させたいとの責任感を強調した。

今回の発言は、政治家としてのアイコンを通じて若者の政治参加を促す可能性への期待を示している。しかし、根本的な問題はここにある。若者が政治に関心を持つきっかけが個人のアイコンに依存する現状こそ批判されるべきだ。制度としての教育や啓蒙活動に欠陥がある可能性が否定できない。真に政治の重要性を理解し、情報に基づいた判断を行うためには、学校教育の見直し、メディアによる情報の透明性の確保、そして政府としての積極的な「若年層向け政治啓発キャンペーン」の実施が必要とされる。若者の政治参加が個人アイテムに頼る社会は、民主主義の価値をきちんと伝えているとは言えず、長期的な視点から見れば、むしろ危険な兆候とも捉えられる。
若者が単なるトレンドを追うのではなく、あるべき政治の力を理解できる環境を築くことが重要だ。
ネットからのコメント
1、「今、危機管理投資だ、成長投資だと言っているのは、次の世代への責任を果たしたいからだ。成長する日本を次の世代に送りたいと思っている」サナ活の事より、上の事を掘り下げてほしかった。高市総理には、今のままの日本ではダメでもっと素晴らしい日本にして次の世代に引き渡したいという強い想いがある。それが「日本を守る 強く豊かに」の信念になっている。
2、「サナ活」、素晴らしい取り組みだと思います。単なるトレンドに留まらず、日本のリーダーを応援する行動として、国民が一体感を持てる象徴的なムーブメントですよね。特に中国のような国家主導のブランディングに対抗するには、民間からの草の根的な応援が重要です。高市総理の持ち物を愛用するだけでなく、その理念や政策にも関心を持ち、政治に参加する入口となれば、これほど有意義な「推し活」はありません。今こそ国民全体で「サナ活」を通じて団結し、日本の価値観を世界に発信していくべき時だと思います。
3、>高市早苗首相は9日の衆院予算委員会で、首相の愛用品を買い求めたりする「サナ活」について問われ「いわゆる『サナ活』の話は聞いている」と語った上で「もしも若い方々が、政治に興味を持ってくれるきっかけになるのであれば、とてもうれしい」と述べた。自民党の島尻安伊子氏への答弁。サナ活とやらにマスコミが質問するのはわかるが、国会答弁で質問することではない。
4、こういう「サナ活」だの首相のファッションだの、どうでもいい話を延々と記事にしている場合なんでしょうか。昨日は実質GDP年率マイナス2.3%、今日は実質賃金も減少と、本来なら一面トップ級のニュースなのに、さらっと流して終わり。政府からはまともな説明も対策も出てこないのに、メディアは相変わらず「外国人が〜」とか首相の持ち物チェックばかり。自民党は本当に何を優先して政治をしているのか。メディアも含めて、国民の不満や矛盾から目をそらさせるためのガス抜き・話題そらしにしか見えません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e82497d80b166e71a9a3b3cd867ea77f92f1fef3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]