中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射が発生し、日本政府が抗議する事態となっています。事件は12月6日から7日にかけて、沖縄周辺の海域で発生しました。中国海軍の空母「遼寧」が、この期間に約100回にわたり戦闘機やヘリコプターの発着艦を行いました。その際、中国のJ-15戦闘機が自衛隊のF-15戦闘機に対し、2回にわたってレーダーを照射しました。

中国外務省は「捜索用の正常な操作」と主張する一方、防衛省はその説明を疑問視しています。これまでにない空母「遼寧」の動きに、地元の漁師は漁業への影響を懸念しています。

この一連の事件は、地域の平和と安全に対する挑発的な行動として非常に危険と言わざるを得ません。中国外務省の説明に対し、専門家はレーダーを断続的に照射する必要がないという指摘をしています。この問題の核心は、軍事力を誇示し、国際法を無視することであり、このような行動が圧力を高める要因となっていることは否めません。まず、各国が国際的な監視体制を強化し、不必要な軍事緊張を回避するための外交的な対話を進めることが求められます。また、地域の紛争防止のため、日本は国際社会と連携して安全保障の強化を図るべきです。さらに、これまでにない軍事活動に対する透明性の欠如を取り除くため、中国側も軍事行動の目的を明確にし、自制するべきです。

そのため、地域の安定と平和に向けた一層の努力が必要です。軍事的対立よりも対話と協力の価値観を優先すべきであるという痛切な思いを抱いています。

ネットからのコメント

1、戦闘機のレーダー照射が捜索用だとは言い訳にしても酷過ぎる。何のために空母にレーダーがあるのだ。何のために早期警戒機があるのだ。その二つから連絡を受けている戦闘機が最終的にレーダー照射するのは、ミサイル発射のために他ならない。そして、訓練するなら日本領海を遥かに離れたところで行え。この訓練は脅しのつもりだろうが、戦端を切る行為だと言える。

2、中国側の挑発だね。誘いをかけているんだろうが 日本側は常に慎重なのでそれに乗ることはないだろう。それにしても高市首相の岡田に対する答弁に これほどヒステリックに中国が反応するのは、中国内での共産党独裁政権に対する不満が相当に高まっていて それを逸らすためだろう。習近平政権も終焉に近づいているのだろうと思われる。

3、中国外務省の弁明は、論理が破綻しています。「正常な捜索」なら、なぜ防衛省が指摘するように断続的で不規則な照射を行うのでしょうか。

これは明らかに威嚇、あるいは意図的な挑発行為です。言葉と行動が乖離しており、中国の不誠実さが浮き彫りになりました。日本は国際社会にこの矛盾を強く訴え、毅然とした対応を求め続けるべきです。

4、捜索レーダが断続的になることはないと思うぞ？戦闘機のレーダは広い範囲を捜索するモードでは60度くらいを『往復してくまなく捜索する』ため、電波が目標に当たって、次に当たるまでには間隔があるはずで『捜索レーダで断続的になることは考えにくい』特に通常型J-15は機首のレーダを首振りのように動かして60度を捜索するので、捜索モードで断続的に当たることはまずない。（J-15TではAESAだが、それでも断続的にはならない）断続的に当てるには目標に照射し続ける必要があり、それはもはや「捜索」ではない。それはもうロックオンだ。またもしそんなロックオンと勘違いされるような捜索レーダを使っていたら、中国戦闘機に出会うたびに日本だけでなく米軍機でも「ロックオン警報」が鳴って、とっくに今回のような大騒ぎになっているはずだ。