農林水産省の渡辺毅事務次官は、2025年8月8日に自民党農林部会で、コメ価格の高騰に関する発言について謝罪した。昨夏、「令和の米騒動」でコメが店頭から姿を消した際、農水省はコメは足りていると繰り返していたが、その後の調査で需要拡大を把握できず、コメが不足していたことが明らかになった。これにより価格が高騰し、政府は流通の問題に対処するのが遅れ、政府備蓄米の放出にも時間がかかったと認めた。
会合には宮下一郎元農相も出席し、農水省の認識に大きな違いがあったことを指摘し、詳しい説明を求めた。
農水省の対応が遅れたことは深刻な問題だ。コメの不足が価格高騰に繋がり、家庭への影響を及ぼしたにもかかわらず、政府の認識は誤り、問題の本質に気づくのが遅すぎた。流通の問題を指摘するだけでなく、予測を立て、適切な対策を取るべきだった。特に、重要な食料であるコメの需給状況を正確に把握できなかったことは、政府の失態であり、民間に不安を与える結果となった。今後は、リアルタイムでの需給把握と、備蓄米の適切な運用が求められる。制度的には、行政の情報収集能力を向上させ、緊急時の対応をスピーディにする必要がある。食品の安定供給は国家の基盤にかかる問題であり、繰り返し起きてはならない。
ネットからのコメント
1、知識だけで現場を知らない人がデータだけを信じて計画を作るから間違いに気付けずにこんな事になる。官僚や役人は上から目線で命令するだけで理論的には出来るはずだと現場に無理難題を押し付けてきて出来ないと現場が悪いと自分達は間違っていないと非を認めないタチの悪い特性を持った集団だから一次産業を担当する役人は現場経験を積んだ人しかなれないようにしてもらいたい。
2、農水省が何も見ていなかった事の証明だと思います。農水省って食料の安定供給が第一の仕事ですが、エッグショック、米騒動、仕事してますか?って感じます。また農業の持続的発展を促すともありますが、JAとの中抜き関係は持続的にやっている気はしますが、生産者はそっちのけになってないでしょうか?各省庁やJAも設立時は大義があったのでしょうが、行き着いた先は中抜き、接待、天下りの関係性しかなく、必要性に疑問を持ちます。
3、農林水産省が発表している需要動向は、基本的に日本の人口しか見ておらず、インバウンド効果や生産者の収穫歩留、精米卸の歩留、加工用途の需給等総体的に分析精度が低い事が今の乖離に繋がっていると思います。
これを機にあらゆる想定される数値検証を見直し正確な情報を提供すべきです。
4、農水省さんそもそもこれは認識不足では済まされない事案!!農水省って言うより政府の未熟さです。国民の主食の事を様々な理由で見通しを謝って実際に国民にこれだけの混乱を引き起こし…謝って済むのか!?増産を指示しても上がりましたこれだけ増やしましょうってなる訳は無し。明日の米を求める国民に対して魔法の様な文言で惑わすのは止めて!!大体が今になって生産者を思えばこの程度が適正価格!?って事は今まで適正で無かった事を認める事で生産者も国民もこれだけ困って始めてこの基本的な誤りを是正する事自体が本来謝罪するべき。日本人は生産者が困ってるなら購買の価格が多少上がっても仕方無いって考える…それを屁理屈ばかりで有耶無耶にするな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f169b26d55d750d676fecd394ca858a5ee5896bb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]