秋田県で2023年度に発生したクマの襲撃事件は、深刻な身体的および精神的な影響を被害者に及ぼしています。秋田大学医学部付属病院の高度救命救急センター長、中永士師明による統計では、センターには20人の重症患者が受診し、そのうち約9割が顔面を損傷し、約8割が心的外傷後ストレス障害（PTSD）を発症している可能性があるとされています。

特に10月、クマの活動が活発化する時期に、高齢の男性が住宅地や市街地で襲われる事例が多発しました。後遺症としては視力低下や咀嚼機能の障害が確認されています。中永センター長は、クマ撃退用スプレーの携行やヘルメット着用など予防策を提言しています。

現在のクマ襲撃問題に対する認識の欠如は深刻です。「命に別状はない」とされる報道が軽傷と誤解されがちですが、多くの被害者が凄惨な怪我を負い、外科手術を必要とするケースも少なくありません。また、被害者の8割がPTSDの症状を呈していることは、問題の根深さを示しています。まず、地方自治体はクマの生息域に関する情報を広範囲に伝え、住民への啓発を強化すべきです。次に、熊撃退用スプレーの配布やヘルメットの使用を推奨するなど、具体的な対策を講じることが必要です。

さらに、クマの生息地付近では、監視カメラの設置や市街地への侵入を防ぐ措置を取り、住民の安全を確保すべきです。クマによる襲撃は人間の生活環境における生態系との衝突であり、これを無視することは社会の無責任さを示します。この状況を変えるために、迅速かつ効果的な対策が求められています。

ネットからのコメント

1、クマのようなあんな大きな野生動物に襲われたらそりゃトラウマになりますよね。犬に噛まれただけでも犬が一生ダメになる人もいるくらいなんですから。市街地に現れるクマの駆除にあれこれ言う人がいますが、所詮外野の声なのでそんなものはガン無視して必要な措置、つまり駆除は適切にやってほしいと思います。クマにとっても人にとっても適当な距離を保ってことが双方にとってのそれこそ持続可能な生き方でしょう。

2、特にヒグマを実際に見たことがあるなら、本当に恐ろしさの実感ができると思う。とにかくクマは、攻撃するときに、相手の顔面を巨大な爪と怪力で思いっきり叩くので、相当な致命傷になる。記事にある通りの損傷になるので、ただ生きていても、失明したり顔の形が歪んでいたりともとんでもないことになる。

そりゃトラウマになります。あとひとつトラウマの要因となるのが、あの低くてドスの効いた大きなうなり声です。攻撃された人は当然ですが、あのうなり声を聞くと、絶対に助からないっていうのが肌でわかります。本当に恐ろしいことです。

3、熊に襲われ顔を殴られたものの”命に別条なし”とされた人のレントゲン写真がググると出てくるんですが、まぁ…その、顔の形が原型を留めないほど粉々なんですよねぇ。あれは元通りにはならないでしょう。運良く生き残ってもそんなもんです。熊は"食える"と認識した獲物の内臓を生きたまま貪ると言いますし、襲われている最中の恐怖も痛みも想像を絶します。そりゃ、心の傷もそう簡単にふさがるものではないでしょうねぇ…

4、行政機関や自治体がちゃんと計画的に熊の駆除をしてこなかったことが要因として大きいと思います。こういった事故後の経過報告は貴重です。北海道は近年、外人の土地取得や無断森林伐採など頻発し、そのお粗末で杜撰な管理は背乗り外人が行っているように見えます。選挙に行き意思表示するしかありません。