兵庫県内の住宅建設会社「企広」が、4月30日に突然破産手続きを開始したことにより、多くの顧客が深刻な影響を受けました。22日に開かれた債権者集会では、着手金を支払っても家が建たない人々や、建てた家に数多くの欠陥があることが訴えられました。中には、2020年に3700万円で新居建築を依頼した家が、断熱材不足や構造上の欠陥で住みにくい状態になっているケースもありました。
また、会社は既に資産が500万円しか残っておらず、債権者への分配はその範囲内で行われるとのことです。債権者らは、経営判断の時期と倒産発表が近すぎることから、計画倒産ではないかとの疑いを抱いています。
この事件は、利益優先の経営判断と顧客の信頼関係の破綻が生んだ典型的な企業の失態です。長年に渡り信頼されてきた「企広」が突然破産を申し込んだ背景には、自転車操業の状態が隠されていました。本質的な問題は、顧客に対する誠実さと透明性の欠如です。経営が苦しい中でも広告キャンペーンを続け、契約を行ったことは倫理的に許されるものではありません。まずは、建設業界における透明性を確保するため、契約前に会社の財務状況を開示する制度の導入を提案します。そして、顧客の資金が不適切に扱われることがないよう、監査制度を強化し全ての工事プロセスを追跡可能にするシステムを整えることが求められます。
さらに、欠陥が見つかった場合の責任を明確にし、補償を義務付ける法改正も必要です。信頼を失った業界はすぐに回復することは難しいかもしれませんが、このような改革を通じて、安心して家を建てられる環境を整えることが社会的責任です。
ネットからのコメント
1、地元ですが聞いたことない会社ですね私は細かくチェックとか技術的なことに自信がなかったのでハウスメーカーにしました、割高なんでしょうが15年たっても定期点検があったり設備の故障対応もしっかりしてくれて満足してます
2、こう言った場面では日本の法律はザルですね。被害者は泣くに泣けない非常に厳しい状態に晒される事になるのでしょう。この様な場面では融資を決定した銀行にも責任を負わせる様な法整備が必要です。しっかり審査しなかった責任 または融資する事によって利益を得ようとしていた訳ですから不具合が起きた場合は損失が出るのは当たり前です。なぜ購入者ばかりが全責任を負わないといけないのでしょうか。
3、これからは、この手の問題が多くなりそうです。建築資材の高騰に人材不足ほぼ素人が家を建ててるのを見かけます。
ウチは大手メーカーに依頼しましたが週一で施工現場のチェックしていた嫌な客です。そのぐらい信用できない。後半は現場代理人なんて住宅工事になんて常駐していなかったので直接、職人さんに指示、チェックしてました。建売など見てても酷いですね。買わない方がいいと思うのですが売れるから不思議。お金を払う余裕があるなら第三者に施工チェックをお願いした方が、、、でも、もう第三者も施工も出来ない人達ばかりでマンションなんて怖いですよ。
4、民間である以上は残念ながら誰にでも降りかかる可能性があることですね。謝ってください、は心情的にはわかります。でも、実際は謝ってもらってもお金は返ってきませんし、この先ずっとそのご家庭に重くのしかかってきますよね。こうした事案に対処できる法令も有って無いようなものですし、やはり注文主がアンテナ張って未然防止に努めるほかないですね。そこで圧倒的安心感につながるのが大手企業ですけど、高いですし結局は高いのに職人は地元の大工さんだったりして、何にこんな高いお金使ってるの?ってなりますし・・・結局、賃貸が安心とかいうそういう流れになりそうです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4a4b317b563c48280d94864311deea8882bb19c4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]