高市早苗首相が衆議院予算委員会で台湾有事が起きた場合を「存立危機事態に『なり得る』」と発言したことが波紋を呼んでいます。立憲民主党の辻元清美参院議員は、この発言が歴代政府の見解から逸脱していると指摘しました。内閣官房は台湾有事に関する答弁資料を辻元議員に開示しましたが、その中に高市首相の答弁は含まれていませんでした。このため辻元議員は首相の発言が持論に過ぎないとし、発言後の日中間の軍事的緊張や経済的損失を挙げ、「首相の責任は重い」と批判しています。
また、政府がこうした資料を外に出すことが「異例」とも指摘しています。

一国の首相が国会の場で、これまでの政府方針とは異なる見解を示すことは、非常に問題です。高市首相の台湾有事発言は歴代政府のスタンスから逸脱し、国際関係の緊張を招く結果となっていると指摘されています。この背景には、政府内の意見不一致や、個人の見解が政策に反映される制度の欠陥があることが伺えます。まず、首相の答弁に関する明文化されたガイドラインを設定し、個人の見解と公式見解を明確に区別する必要があります。また、政策決定にはより慎重な検討プロセスを導入し、事前に多くの専門家による意見集約を行うべきです。さらに、国会は政策発表後の監視やチェック体制を強化し、透明性を確保することが求められます。個人の自由な発言が国際的な波紋を呼ぶ前に、国の方針は一貫性と多角的な審議がなされるべきです。
そのため、真に国益を考慮した発言がどれほど重要であるかが問われています。
ネットからのコメント
1、高市さんがあの答弁をした事はその場の高市さんの判断なのは間違いないでしょ。ただじゃあ答弁資料にないから歴代の政府見解から逸脱してるとは言い切れない。色々な人が言ってるように高市さんの答弁内容自体が存立危機にあたり得るのは事実。それをこれまで歴代政権は曖昧にしてただけで、裏では個別具体的なシミュレートはしてる。それを高市さん個人の見解、独断だって責め立てたところで答弁時から「私は考えます」って言ってるし、何を今更鬼の首取ったように騒ぐのかって話。経済ダメージとかそういう責任は自国の都合で平気で経済制裁はもちろん、武力や弾圧で締め付けてくる独裁国家中国にまずは言えという話。
2、中国側は(実際は権力で押さえつけているだけだけど表面的には)一枚岩で官民一体となって日本を貶しているのに対し、日本側は国益より自分・自党が目立ちたいだけの野党や権力を貶せばカッコ良いと思っているメディアが足を引っ張るから大変ですね。
まあ、それだけ日本が平和だということではあるかもしれません。本当の国難なら考え方は違えど同じ日本人、という考え方をするはずですからね。
3、岡田氏も指摘していたように存立危機事態がどのうな状況で成立するのかを曖昧にされた方が危険だし恐しいと感じていました。高市総理の答弁により指針が示されたことにより一国民としては安心しました。高市総理は岡田氏の質問趣旨に沿った個別具体的答弁をしたまでで、岡田氏ならびに立憲民主党も納得してしかるべきではないですか。高市総理の個別具体的な答弁が、政府作成の答弁書に記載がない答弁だから責任を追及するとか、それこそ岡田氏が危ぶんだ「曖昧さ」を高市総理に求めたものであり、論理が自己撞着していませんか。辻本議員は民主党の矛盾を証明したに過ぎず、辻本議員が得意になる思考回路が理解出来ません。
4、用意された答弁書があったら、首相をはじめ答弁者はそのとおりしゃべらないとダメということはないだろう。スガ首相にペイパーいないで自分の言葉でしゃべろ いってなかった?辻元さん。「存立危機事態法」は、軍事的海洋進出をおこなう中国を念頭に、2015年安倍政権時国会で「集団的自衛権の一部容認」として決議された。
そのとき辻元さんは中継カメラの前でなぜか涙をみせてたが、現実は当時から想定されたとおりになろうとしてるよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6aecce63fbb0ed1a4fecd7409c6e4f4abbd0d82b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]