ロシアは長年にわたり死亡数が出生数を上回り、さらにウクライナ侵攻に伴う人口流出が加速し、深刻な人口危機に直面しています。ロシア国家統計局は昨年、出生率が四半世紀で最低水準に達したと発表しました。合計特殊出生率は1.4で、人口維持に必要な2.1を大きく下回っています。ロシア政府は「母親資本」の増強を進めたものの効果は薄く、国外への移民も増加。
調査によると、ウクライナ侵攻後に移住したロシア人の多くは帰国の意向がありません。労働力不足が深刻化する中、移民労働者に頼るのが現実的な解決策ですが、移民への敵対的な政策が妨げになっています。
ロシアの人口問題は、国家の存続を揺るがす重大な危機に発展しました。政府の政策は基本的な問題を解決するどころか悪化させています。人口減少を食い止める努力が否定される中、移民に対する厳しい対応は労働力不足を招き、移民労働者を歓迎することが急務です。移民政策の緩和、労働者の権利保障、国際社会との関係改善が不可欠です。ロシアの未来は成功する改革にかかっています。
ネットからのコメント
1、「1917年のロシア革命や1991年のソビエト連邦崩壊時の移民の波に匹敵する規模の大変動」か。楽観視はどうかと思うが、二度あることは三度あるとはよく言うしウクライナ侵攻の果てにロシアと言う侵略国家が崩壊する可能性は十分にあり得ると改めて認識させられます。
2、ロシア人のアイデンティティは広い国土と世界第二と思わせていた軍事力のみ。それだけで愛国心を保っていた。近年ポーランドが繁栄し、ウクライナもそれに続く見込みだった。ロシアに接した国が自由で繁栄しまえば若者を中心にウクライナへの人口流出は確実だった。国民が居なくなって国が亡びるのを遅らせる手段としてウクライナ併合をプーチンに囁いた輩がいたんだろう。今ウクライナを併合すれば100年は何とかなると。深く考えずに目の前の危機に対応するためにそれに飛びついたプーチンが却って滅亡を早めているのが今の状況。NATOなど後付けの理由にすぎない。不毛の国土を欲しがる国は無いからね。
3、ウクライナとの戦争には表面上「勝つ」かもしれませんが長期的な歴史の流れを考えるとロシアの未来は暗いと思いますねそう長くはないであろうプーチン亡き後どうするかで国家の命運が決まるでしょう「全部プーチンが悪かった」これしかないそれまで付き合わされる一般国民(特にウ)は可哀想というしかない
4、ロシアの人口政策はどうしてもチグハグになってしまう。
国内イスラム教徒の存在が問題をややこしくする。エレーヌ・ダンコースはソ連が崩壊する一番の理由は人口がイスラム教徒によって圧倒されることだと言っていた。ソ連崩壊によって主なイスラム教徒地区は切り離したのだが、一部はロシア連邦内に残った。結局、90年代以降の残ったイスラム教徒地区の出生率はスラブ人地区を上回っており、同じような不安は続いていた。その状態で戦争開始。なんだか人口調節でもしているかのように、やたらイスラム教徒地区から兵士が戦線に送られることに。人口減の民族間のバランスを取っているような状態だ。これを補完するために移民を受け入れるにしてもイスラム教徒国から受け入れたくない意識はあるのだろう。中央アジア出身者の受け入れを嫌うのも理由は同じだと思う。非イスラム圏からの移民労働力受け入れは考えているだろうけど。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f694f97e3ce98a2886d225ee56d0ddb0ebc76a6e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]