事件概要:
2025年8月に、主要食品メーカー195社が家庭用を中心に、1010品目の飲食料品を値上げすることが発表された。これは前年8月(661品目)から52.8%増加し、3カ月連続で1000品目以上の値上げが続いている。8月の値上げ対象品目は「調味料」が最も多く、次いで「乳製品」が影響を受け、幅広い食品で一斉に値上げが実施された。
通年での値上げ品目数はすでに1万9416品目に達し、前年を55.1%上回る。主な要因は原材料費や光熱費、物流費、人件費の上昇であり、これらの要素が複合的に影響し、値上げの勢いは依然として強い状態が続いている。
コメント:
食品の値上げがここまで広範囲かつ連続的に進行している背景には、社会全体を取り巻く構造的な問題がある。原材料費、光熱費、物流費、労務費の上昇という要素が、物価に粘着性の高い圧力をかけ、事業者が価格転嫁を余儀なくされている状況だ。しかし、このような価格上昇が消費者に与える影響は計り知れない。特に低所得層や家庭を支える多くの人々にとっては生活の質に直結する問題であり、政府は企業の利益拡大を促すのではなく、経済全体のバランスを保つような対策を講じるべきだ。
具体的な解決策としては、まずは生産者と消費者の間で価格交渉をより透明化し、公正な取引を促進すること。次に、光熱費や物流費の抑制に向けた政策の強化が必要だ。また、物価上昇を緩和するためには、消費者への直接的な支援策(例: 価格補填や支援金)が重要である。現在の状況を放置することは、社会的な不安や格差拡大を招く可能性があるため、迅速かつ効果的な対応が求められる。
ネットからのコメント
1、8月の飲食料品値上げ、1010品目 前年比1.
5倍の増加今秋は半年ぶりの「値上げラッシュ」へこの数字はメーカー品の数字。そんなもんじゃないと思う。消費者を悩ます1万円札ただただヒラヒラ飛んで行く・・・自然だから農家が畜産業者がいくら努力しても解決できないし可哀想なんだけど、水不足影響はこれから物価高になることは明かでしょう・・・コメ・野菜・卵・肉・果物・・・・値段が高騰するのは我慢できても店頭に並ぶのか心配。政府はこの対策は万全なのか?政府の賃上げ対策は無力に近いような気がする。その上に「内輪もめに奮闘している」議員に失望感を感じる。
2、値上げできる業界は良いですが、消費者はその値上げに所得がついてきてません。明らかに実態の収入と物価に乖離が出てきてます。これは国としたら税金だけ増えて良かったという事を考えてらのでしょうか。物価が上がれば消費税をはじめ税金もあがります。結果、国の税収が上がるので、本気で物価高対策を考えてるのか疑問でしかない。
3、小売店も値上げについて、最悪と思っていると思います。小売店の経営は、店頭に並べて消費期限を過ぎないように調整して、仕入れ値はあまり上げられたら困る、というスタンスだと思います。
この経営スタンスからすると、「物価が高い」→「商品が売れ残る」、「仕入れ値が高くなる」→「商品を同じだけ店頭に並べると仕入れ費用が多くかかる」という事になりますからね。いまだに自民党が政権を担っている限り、ドル円は上がっていき、円安が継続します。潤っているのは、自民党と株を売買する機関、株を売買する人、だけですからね、国民の大多数は不満に思っているでしょうね。
4、企業の内部留保が過去最高の550兆円を突破…法人税が高い「昭和の経済システム」こそが最強だった!法人税を増税したほうが「賃上げに繋がる」意外なワケ本多 慎一という記事がWEBでまだ読めるので、気になる人は読んだらいいと思うがその中で>>従業員を大事にしているように見えたというのも、これは当時の経営に情があったからではなく、あくまで当時の税制度や経営環境において、そうした経営に合理性があったからです。とありこれほど物価が上がって、給与は上がらず実質賃金が低下している現状では法人税を増税し企業の内部留保を社員に還元し、消費税を減税廃止して物価高騰を抑制、消費を喚起して経済を回していくのが常道なんだが、オールドメディアは壊れたレコード(ハイレゾの時代なのにw)のように”ザイゲンガー”を連呼して全く根本的な問題点について報道しない。
法人税を増税して消費税を減税する、簡単なことだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fc998f21b9bed3052a788b92e358e4366593367e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]