中国・成都で行われた卓球の混合団体ワールドカップ（W杯）で、日本の張本智和選手が観客席からブーイングを受ける事態が発生しました。張本選手は両親が中国出身ですが日本国籍を取得しており、その背景が影響していると考えられています。彼は6日のフランス戦で、失点時には歓声、得点時にはブーイングや静寂があり、試合は0-3でストレート負け。

日本チーム全体もゲームカウント7-8で敗北しました。フランスのシモン・ゴジ選手もこの状況に対して「彼の状況を見るのはつらかった」と投稿。さらに5日の韓国戦では、張本選手の選手紹介で妹の名前が誤ってアナウンスされるハプニングもあった。7日の決勝において、日本は中国に1-8で敗れ、準優勝の結果となりました。

この状況に対しては強い批判の声が必要です。まず、スポーツの現場で国籍を理由に選手を差別するブーイングが行われること自体、非常に異常であり、スポーツのフェアプレー精神を完全に逸脱しています。問題の本質は、スポーツイベントの観客マナー指導や、国際的な大会での国籍に関する誤解、偏見に対する対策の不備が要因と考えられます。具体的な解決策として、1つ目に、各国のスポーツ連盟は観客のマナー向上を目的とした啓発活動を強化する必要があります。

2つ目に、主催者は事前に観客に対する注意喚起を徹底し、会場での不適切行動には厳格な対応を行うべきです。3つ目には、選手紹介や試合運営に関しても、ミスを防ぐためのチェック体制の強化が不可欠です。これらの対策を行うことで、より安全で公平なスポーツ環境が実現されます。スポーツは、国境を越えた友情や理解を育むべきものであり、このような負の出来事はその理念を覆しかねない。今こそスポーツマンシップを再評価し、世界中の観客が一致団結してその価値を守るべき時です。

ネットからのコメント

1、「私たちはとても申し訳なく思った。彼の状況を見るのはつらかった」対戦したフランスの選手でさえ、このように感じた。スポーツマンシップもマナーも何もない。あるのは憎しみだけ。こんな国もある事に驚く。以前、WBCでヌートバーという野球選手がいた。日本は大歓迎した。日本に生まれた事を素直に嬉しく思う。

2、ゴジさん良い人だな。中国の選手にもこういう事はやめて欲しいって言ってくれていた選手がいたね。でもそれでもやめない人たちって、本当にファンなのかなって思う。

今回のブーイングだけじゃなくフラッシュにしても、あれだけ制止のアナウンスをしてもやめないし。中国の会場にはしばらく行かない方が良いんじゃないかなと思うぐらい酷かった。

3、強いから妬まれるのかな。ルーツの同世代がそんな風だと悲しいね。報道や教育で歪んだエネルギーはいつか大元に戻ります。分かりやすく現状が見えました。そんな係りのお仕事だったと思います。心身に受けたこちらに不要な分の邪気は本人達に戻りますように。身体動かして声出してお構いなしに進化して行きましょう。

4、ゴジさん、ありがとうございます。記事を拝見し、おことば、心にしみ込みました。中国人のファンの中にも、「そんなことは中国人として恥ずかしい」という考えのかたもおられるようですし、やはり、「スポーツマンシップ」、素晴らしいし、またとても大切なことだと思いましたね。