今田美桜が主演するNHK連続テレビ小説「あんぱん」の第105話が放送された。別居生活が続くのぶ（今田美桜）と嵩（北村匠海）は、それぞれの時間を過ごしながら、のぶは山に向かい嵩への思いを馳せた。帰宅後、のぶは自分の人生を振り返り、何者にもなれなかったとの悲しみを吐露し、不妊を公表。嵩はのぶを慰め、彼女がそのままで最高だと伝える。

この告白に対し、ネットでは不妊についての突然の描写に驚きの声が相次いだ。

不妊の告白は、その時代背景と彼女の決意を考えれば、痛ましいものである。夫の嵩の優しい慰めには心が温まるが、のぶの心に積もった孤独と無力感は大きい。人生における役割や産むことができないという事実に対する悲しみは誰しも理解しづらいが、時代の制約を受けつつも、自分自身を哀れむことなく未来に目を向ける力を養うことが大切である。彼女が今まで相手にどれだけの影響を与えてきたかという事実を考えれば、それは決して無駄ではないし、彼女自身も一人の価値ある存在として輝き続けるべきであろう。未来に向けた希望とともに、過去の努力を誇りに感じてもらいたい。

ネットからのコメント

1、登美子さんの早とちりにバツの悪そうな表情をしたり、まんが教室の子供達や姪っ子達と触れ合う嵩、孫達と遊ぶ羽多子さんを寂しげに見つめるのぶの姿が何度も描かれてたじゃないか。

また時代背景を考えるだけでも全くもって不自然なことではない。あからさまな台詞がなくとも丁寧な人物描写で解釈できたり想像できたりするのがあんぱんの素敵なところ。いち視聴者が自由に意見を言うのは別に構わないと思いますが、仮にも大手のメディアが何の考察もせず目を引く見出しで想像力の欠片もない記事を垂れ流すのはいかがなものかと思いますよ。

2、崇のお母さんは、一度だけそういう話に触れたことはあったけど、その時はただの勘違いであって、特にのぶを非難したり追い詰めたりしていない。むしろ息子の妻として、1人の人間として尊重しているようにも感じている。最初から面倒くさい人だと思ってたけど、なんだかんだで一本筋が通った女性だと思う。だからこそ、今のぶの心の支えにもなっているのかもしれない。夫の事を相談して「あなたが悪い」とか「あなたが我慢しなさい」とか言わない姑って素敵だと思う。

3、どう見ても、子供がいない事を気にしている描写はいっぱいあった。セリフがないからって、想像力働かしてみては？結婚する、子供を産む、が当然とされていた時代考えたら、敢えて…なんて思わないと思う。

4、昔は今よりももっと、望んでも得られないことを心に秘めて誰にも言えないことが多かったように思うのぶの言葉を唐突に思う人は、おそらく不妊に悩んだ経験が無いのだろう昭和の女には、不妊の悩みをオープンに語るのは簡単なことではないというか…子供が欲しいのにできないと口に出すことさえとてもハードルが高いんですのぶは、きっと、やっと、ようやく、言えたのでしょう言えてよかった嵩に受け止めてもらえて、肯定してもらえて、救われたと思います