特別支援学校に勤めていた男性教諭が、7月から9月の間に生徒が栽培した野菜の売上金約3万円を横領したとして、18日に懲戒免職となった。埼玉県教育委員会の発表によれば、教諭は県の聞き取りに対し、ギャンブルによる借金返済のためと認めている。このような不祥事は学校の信頼を損ない、教育現場での倫理観を強く問うこととなる。事件は埼玉県立東松山特別支援学校で発生し、教諭の不適切な行動が指摘されている。

この事件は、教育現場の信頼が壊れる瞬間を示す典型例です。生徒の努力の結晶である野菜の売上を横領するという行為は、教育者としての倫理を大きく逸脱しており、教育の場が安心して取り組める場であるべきという本質的な価値が問われます。制度的には、不正を防ぐための監視システムの強化が不可欠です。第一に、金銭管理を透明化し複数の担当者で行う。第二に、定期的な監査を行い、異常を早期発見可能にする。第三に、倫理教育を強化し教師の資質向上を図る必要があります。教育の場は生徒の成長を支える場所であり、失望感を与え続けないためにも信頼回復への大きな一歩を踏み出すことが求められます。これは社会全体の未来にも影響する重大な課題です。
ネットからのコメント
1、私も元支援学校の教員です。子どもたちが、作業学習で育てた、大根やジャガイモなどの野菜を学園祭などで、保護者などに買ってもらうことはあります。
生産から販売までの流れが理解できます。賃金を得ると言う、貴重な経験ができます。子どもたちは、賃金を得ることができて喜びます。その貴重な売り上げ金をギャンブルに使うとは呆れます。子どもたちは、この先生をどう思うのでしょうか。
2、生徒たちが土に触れ、時間をかけて育てた野菜。その売上金を預かる立場の教員が、私利私欲のために横領したという事実に強い失望を感じます。たとえ3万円でも、そこに込められた生徒の努力や達成感はお金に換算できるものではありません。「分かっていながらやった」「ギャンブルのためだった」という言い訳は、教育者として最もあってはならない姿です。特別支援学校という現場だからこそ、信頼と誠実さが何より大切だったはずです。子どもたちの学びの場を裏切った責任は重く、懲戒免職は当然だと思います。こんな裏切りが二度と起きないよう、厳しい目で再発防止に取り組むべきです。
3、この件の男性教諭のお名前が出ておりませんが、この方の過去がどの様な経緯を持って特別支援学校に配置されたのか疑問に思いました。純粋に配置された方なのか、他の一般学校で問題を起こすなど疑義があり支援学校に配置転換されたのか。
教員は公務員なのでクビにし辛い傾向にあります。そこでこういった場所への配置転換を率先して県や自治、教育委員会が行っているのなら、制度を見直す必要があります。あくまで私の周辺の状況を眺めた推察部分が大半のコメントなので、他自治がどうなっているのか断定出来ませんが。法体系の改革を考える上でも学校・教員人事など詳細を知りたいですね。
4、目を疑うような事件です。そのような人物が教育に携わってきたことに、強い恐怖を感じます。人としての良心があれば、横領しようなどと考えること自体許されないお金であることは子供でもわかります。金額の問題ではありません。法的には必ずしも重い罪として処罰されないのかもしれませんが、その行為が社会や関係者に与えた影響を考えれば、実際に科せられた刑をはるかに上回る重い罪を犯したと言わざるを得ません。当事者はその責任の重さを深く自覚し、真摯に反省すべき事案だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/aff0a7a4e568ed0fd50cc9e6c26423c12f623554,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]