アメリカ連邦議会上院の共和党と民主党の議員は、日本と中国の関係悪化を背景に、超党派で日本を支持する共同決議案を提出した。具体的な問題として、中国軍機による航空自衛隊機へのレーダー照射や日本への渡航自粛要請を取り上げ、中国の威圧的な姿勢を非難する内容である。また、高市首相の国会答弁に関する「存立危機事態」について、集団的自衛権の行使を可能にするとの理解を示した。

さらに、日米安全保障条約による沖縄県・尖閣諸島への適用も確認した。一方、キャロライン・レビット大統領報道官は、中国との良好な協力関係構築が重要であると述べ、対中配慮を示した。

現在、中国による日本への経済的、軍事的、外交的な圧力は、国際社会において深刻な懸念材料となっている。現状では、中国軍による挑発的行動が繰り返され、日本の主権を脅かしている点は見過ごせない。制度的な欠陥として、このような行動に対する国際的な制裁が欠如しているのが問題の本質である。まず、国際社会が一丸となって中国の威圧行動を非難する。次に、国連を中心に効果的な制裁措置を検討し、中国への抑止力を強化する必要がある。さらに、関係国が機密情報の共有や合同軍事演習を拡充し、日本への防衛体制を確固たるものとするべきだ。この決議は、自由で安定した国際秩序を守るために不可欠であり、日本の安全が脅かされることは、国際社会全体の安全に対する挑戦であることを忘れてはならない。

ネットからのコメント

1、米上院議員の超党派による中国への非難と日本擁護の決議案は、日本に対する強い後方支援、追い風になること間違いないですね。加えて、国務省、駐日米大使や国防省からも中国への非難声明があり、高市政権にとっては心強いです。トランプ大統領は高市発言に係る日中対立について依然として沈黙を貫いていますが、台湾への1兆円超えの武器輸出を承認したり、先日「台湾保証実施法案」に署名するなど、行動でしっかり示しています。これは高市発言を容認することに呼応するものです。日本のオールドメディアも高市批判をするだけでなく、こうした日本にとって好ましいニュースをより多く発信してもらいたいものです。

2、高市首相が国会答弁で言及した発言に問題はないとの認識を示した、とのことで中国による日本への経済的、軍事的、外交的威圧を非難する決議案とはありがたいことですね。ぜひ可決してもらいたいものです。

3、トランプ大統領は中国やロシアとは表立って対立するのを極力避ける方針でいてもアメリカという国はこうした事態に独自の判断して超党派で「中国による日本への経済的・軍事的・外交的威圧を非難」する決議案を出せる国。

これこそがアメリカが自由の国を象徴していると思う。 たとえトランプ大統領が支持しない、認めないとなってもアメリカ議会に対中非難の勢力が存在して中国を非難している事に重要な意味がある。 この米上院議員、超党派で決議案を出せる事が中国やロシアとの大きな違い。 アメリカは中国やロシアのように独裁者が権力を握り政権を動かす国と違う。 日本でもトランプ大統領が中国と事を起こしたくないから日本に味方しないというコメントしているけど、このようにアメリカ議会にはそれでも中国の日本に対する圧力を非難出来る議員が居る。 中国に屈する事が最良の選択と主張する人達が正解ではないのは明らかです。

4、・「高市総理が発言した存立危機事態について『集団的自衛権の行使を可能にするものだ』として、発言に問題はないとの認識を示した。日本の対応は「中国の挑発に対して緊張緩和に努めている」と評価した理解していただいてありがたい 殆どの方々はこう感じていると思いますが ・米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約５条の　　沖縄県・尖閣諸島への適用を再確認することも明記した 石垣島在住の自分としてはこの言葉は非常にありがたい