西九州新幹線の整備について、佐賀県の武雄温泉駅から新鳥栖駅までの区間は開業から3年が経過した現在も未整備のままです。19日に行われた佐賀県、長崎県の知事とJR九州の社長との意見交換も、議論は平行線をたどり進展がありませんでした。整備には国がフル規格で佐賀駅経由のルートを提案していますが、佐賀県が財政負担の大きさを理由に反対。
佐賀県山口知事は13分で到着可能な距離を考慮し、別の可能性を模索することを主張しています。意見交換は約1時間行われましたが具体的な解決策は出ておらず、現在も整備の見通しは立っていない状況です。

この問題に対する評価は、批判が必要です。西九州新幹線の未整備問題は、公共インフラに関する制度の欠陥が浮き彫りになっている典型的なケースです。整備が立ち遅れている背景には、官民や地域間の連携不足があり、これが交通インフラの劣化を招いています。本来、新幹線は地域間の交通を円滑にし、経済を活性化させるべきものですが、各県の財政負担問題などから結論が見えない現状は、制度の欠陥を指摘したいところです。具体的な解決策として、1つ目は国が適切な財政支援を行うこと、2つ目は地域間の交通インフラ推進のための新たな枠組み作り、3つ目は柔軟で包括的な整備計画を策定することが必要です。
地域間の協力と政府の責任ある対応をもって、この問題を解決し、勢いある地域の発展を期待する声を強く提起したいと思います。
ネットからのコメント
1、自分は長崎県出身だけど、これに関しては全面的に約束を一方的に破って勝手に整備新幹線を建設して開通させた長崎県が悪いから、佐賀県は譲歩するどころか、本来なら議論さえする義務がないところ。基本的に九州の人達の終着点は福岡市であって、そこから先は数年に1回か、東京や大阪なんて下手したら一生に行くかどうかだし、あと博多駅に向かう人達の9割以上は全く急がないから、佐賀県からしたらたかだか数分程度の時間短縮のために在来線の長崎本線を第三セクター化させられて、おまけに新幹線の建設費用を負担させられて恒久的に増税なんて意味が分からなすぎる。ちなみに長崎県も大半がこの新幹線はいらない言ってたけど、土建屋と政治家を設けさせるために作る目的で作られたわけで、長崎県民からしても博多駅に向かうためにわざわざ武雄温泉駅で乗り換えが必要になってしまい、元の特急かもめのままで良かったのにと迷惑してたりする。
2、現行ダイヤで佐賀~新鳥栖間、確かに13分。(特急で)そして、新幹線が通れば江北、肥前鹿島からの特急はなくなる。これじゃ佐賀県民にとって利益なんて全然ありませんね。費用負担しろ言われても、在来線3セク化受け入れろ言われても困りますよ。とりあえず佐賀県民は博多まで出れれば良いですし。
3、北海道から鹿児島まで、南北に縦断する新幹線網がほぼ完成しつつあるのに、高度成長期ならまだしもこれからは人口減で地方の新幹線は大幅な利用者増は見込めないので、西九州含め枝線となる部分はせいぜい在来線の高速化あるいは秋田、山形みたいなミニ新幹線で充分だと思います。
4、整備新幹線は、地元が「欲しい」と主張することが大前提。その上で着工には五条件が決められている。それらを全く充足してないんだから西九州新幹線は建設出来ない。それ以上でも以下でもない。制度設計通り。マスコミは「作るのが当然」とのニュアンスで書くことが多いがそれは当然ではない。そういう制度設計なのだ。長崎県が異論を唱えるのはわかるが、JR九州は本来佐賀県にこの件で意見を言う立場にないはず。
西九州新幹線でのJR九州は、設備を所有するJRTTから運行を委託される第二種鉄道事業者で、かつ事業リスクを負わないよう使用料が調整される立場。新幹線が出来なければ在来線で営業すれば良いだけの話。JR九州はどうしても西九州新幹線が欲しければ、自分で建設して第一種鉄道事業者になればよい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ab43e654d83952ab0a749b18baa4cc1d70aab3f5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]