今回の事件は、香川県東かがわ市で開催予定だった「HIKE!HIKETA-東かがわ国際芸術祭」が直前で中止となり、多くの現代美術家が困惑しています。開催日である8月1日を前にして主催者との連絡が途絶え、作品が放置された状態です。この芸術祭は、瀬戸内国際芸術祭の関連事業と偽り、アーティストに期待を持たせるような虚偽の説明をしていました。

何人かのアーティストが主催者とLINEを通じてやり取りを試みましたが、連絡は断たれ、ホームページには勝手に関係者名が掲載されました。県は助成金の交付を見送り、文化芸術局は事実と異なる情報の削除を求めています。

この事件は、制度の欠陥と不誠実な対応が強く批判されるべきです。まず主催者による虚偽説明は、アーティストと観客の信頼を裏切る行為であり、芸術の純粋性を毀損しました。問題の本質は、透明性を欠いた管理体制と、文化イベントの実施に必要な責任感が欠如している点です。このような問題が繰り返されないよう、まずは開催予定のイベントの運営方法や関係者との信頼関係を明確にする手続きが必要です。また、助成金の申請プロセスにおいて厳格な審査と監視体制が求められます。さらに、アーティストを保護するための法的支援や相談窓口が設置されるべきです。

この事件は、今後の芸術祭における信頼を取り戻すための重要な教訓となるでしょう。透明性と誠実さを重んじる価値観が、悪化した状況を改善する鍵となります。

ネットからのコメント

1、地域おこしとか様々な名目で何かイベントや企画をすると自治体が助成金を補助するのが当たり前になってる風潮があり、助成金目当ての詐欺まがい行為も増えてきている気がする。助成金は大切な税金で賄われてる訳だから出す以上はきちんと調査を徹底すべきだ。主催者が金を持ち逃げしてるなら犯罪として立件し名前も公表して逮捕されるべきではないのか。

2、これは典型的な詐欺でしょう。アーティストにとって、芸術祭で自分の作品を展示してもらえる事は光栄な事。名が売れていない人は、そういう場から飛躍する人もいる。その気持ちを利用した、詐欺的行為でしょう。こういうケースでは、電話番号、住所が確認できる主催者でなければ信用してはいけないという典型例です。LINEでのやり取りだけで済ませてしまう事にも問題がある。責任の所在を明確にした書類などが、必要という事です。芸術祭の裏側は、ドロドロとしたものがある。

芸術は自由というのがモットーですが、様々な利権が絡んでいる。

3、よくわからないのですがこの主催者は何のために詐欺まがいの行為をしたのですかね？助成費も貰えてないし金銭的に利益をあげてるようにも見えないのですがね？出品者から出品料みたいなお金取ってるとか？記事には出てないですがね

4、昔みたいに、固定電話、住所などのやりとりが必要かと。(´・ω・｀)＞このアーティストは主催者とLINEでやり取りしていましたが、8月に入り、連絡は途絶えてしまったといいます。