北海道日本ハムファイターズの松本剛選手（31）がFA権を行使し、読売ジャイアンツに移籍することになりました。この移籍に伴う「人的補償」について、ファンや選手は注目していました。日ハムは巨人から提示されたプロテクト名簿を受け取ったものの、人的補償は選択せず、松本選手の年俸1億1000万円の60%にあたる金額を「金銭補償」として求めることとしました。

この決定は、かつて東京ドームで16年間共に試合を行ってきた巨人との「持ちつ持たれつ」の関係からも影響を受けた可能性があります。過去にも数回トレードが成立しており、両球団間の特別な関係性がうかがえます。日ハムは今オフ、主力選手3人を失っており、この補償を巡る動向に注目が集まっていました。

この件についてのコメントは以下の通りです。

今回の人的補償を選択しないという決定には、慎重な考慮があったことは間違いありません。主力選手を失う状況にある日ハムがプロテクトリストを受け取りつつも、金銭補償を選択した背景には、過去のトレード歴や縁の深さが影響を与えています。球団の編成・経営方針が果たして将来の戦力強化に貢献するか、疑問も残りますが、巨人との特別な関係維持を優先した形でしょう。制度の欠陥にも触れざるを得ません。

プロテクトリストが時には大物選手の移籍を招くことがあり、戦力の公平性を維持する役割が疑問視されています。これを改善するために、選手ごとの価値を踏まえた補償選択の柔軟性を高める制度改革、リスト公開の透明性向上の義務化、球団同士の関係に偏らない中立的な評価の導入が必要です。これらの施策は、より健全で公平な制度へとつながり、ファンも納得のいく形で進められるべきです。社会の価値観と球界の現状を照らし合わせ、一歩踏み出すことが求められます。

ネットからのコメント

1、捕手5人いて誰かは取ろうと思えばできたはず。山瀬か大城か小林巨人と日ハムは複雑な貸し借りあるんだろうね。中田翔が綺麗な引退までできたことは日ハムは感謝してるだろうしあ。しばらく両球団の蜜月は続くと思うね。同一リーグなら不可能だけどリーグ違うからね。

2、この2年だけでも、日ハムからは田中、北浦、松浦、松本剛、巨人からは菊地、松本哲コーチと、選手、コーチがこれだけ移籍しているのだから、端から見れば仲が良いなとは思う。さらに言えば栗山-原のホットラインが強固ですよね。

栗山さんは原さん大好きだし、中田の移籍はこのホットラインの間で即決したようなものだし。これでリーグも違うのだから、人材の行き来はやり易いのだろうね。

3、なんとなくだけど…若手の成長に出番を奪われつつあった選手達の流出はそれほど痛手ではなく　プロテクトから外れる高額年俸選手や未知数な若手よりも金銭的に保証された方がメリットありと判断するのは理解できるので日ハムはいい判断したのではないだろうかと思います。

4、松本剛の打撃成績が低かったのもあり、巨人ファンからは「これで人的補償取られたら大損だ」みたいな声が多かったので、松本剛がかたみの狭い思いするのもかわいそうに思った結果が金銭補償になったのでは、と思う。松本剛にはその低い評価を覆す活躍を願っているのだが。