日本プロ野球選手会労働組合の結成40周年記念パーティーが東京・港区で開催され、岡田彰布氏と古田敦也氏が参加しました。岡田氏は「ソフトバンクと巨人の育成制度の3軍、4軍は多すぎる」と現行の制度に関する意見を述べ、アマチュアのレベル低下の要因を指摘しました。古田氏は過去の社会人野球の役割と現状を比較し、育成選手の必要性を強調しました。

活発な議論の中、古田氏が球界の未来に向けた現役世代へのエールを送りました。

岡田彰布氏の「育成制度の3軍、4軍は多すぎる」という批判には、日本のプロ野球制度が直面する深刻な問題が浮き彫りになります。過度な育成選手の抱え込みはアマチュア野球の質を低下させ、選手の育成が形骸化している可能性があります。これに対する制度的な改善は急務と言えます。まず、育成選手の数を適正化し、質の向上を図るために教育プログラムを充実させることが必要です。次に、プロ野球とアマチュア野球の連携を強化し、幅広い選手育成の場を提供する制度設計が求められます。そして、プロチームは育成選手の選択と評価に公平性を持ち、才能ある選手が漏れない仕組みを確立するべきです。日本の野球界が真の競争力を持続するためには、現行の制度の問題点を直視し、実効性のある改革が不可欠です。

果敢な行動が未来の輝かしい球界を築く鍵となるでしょう。

ネットからのコメント

1、岡田さんの意見を読んで「まったくその通りだ！」と思った。でも古田さんの意見を読んで「たしかにそうかもな」と思った。結局、どっちがいいんだろうね。野球やる人からしたら、育成でもプロはプロだし、1軍に上がるチャンスもあるので、3軍4軍まであったほうが良いのかもしれないと思う一方、やっぱり多いなぁとも思う。難しいなぁ。

2、プロが拾わなきゃいけないというのもわかるけどにしても育成が多すぎてしかも毎年のように戦力外を二桁出すのは果たしていいのかとも思う。プロ野球に指名されなかった悔しさから社会人で続けて使命を待つ、きっぱりやきを辞めて別の道に行く、そういった道を育成指名することで無くしているようにも思えてならない。育成で指名したら最低三年は面倒見るよ、などのことがない限りソフトバンク、巨人のこの飽和状態は続くと思う。

3、大学社会人だとプロに行けなくて野球を辞めても就職（社会人に関しては既に就職してる）がしやすいと思うけど元プロ野球選手とは言え育成で高卒だとその後のルートがかなり絞られると思う。

本人の頑張り次第で支配下を勝ち取れるって言われたら夢多き高校生なんか直ぐその気になっちゃうでしょ。確かに環境を与えるのは大事だけど、そこは大人が節度を持っていい意味で冷淡な目で見てあげないと駄目な気がする

4、自分も古田さんの意見には賛成ですね。昔は学生野球を卒業した球児の受け皿として社会人野球があったけど、（先日、パナソニックの野球部が無くなるというニュースもありましたが）長年の不況により企業の野球部が少なくなってきているおり、今では独立リーグやプロ野球の育成契約がその代わりを果たしていると思う。アマとプロと区分けするから岡田さんの様な考えもあるかもだけど、昔ほどアマとプロの壁は無くなってきているから、自分としてはプロ野球の3～4軍はアリだと思いますね。