三重県松阪市と津市を管内とするJAみえなかが、新米の概算金を過去最高の3万1300円(60キロ)とした。これは前年の約1.7倍で、生産者にとっては歓迎すべきことだが、消費者負担の増加も懸念されている。昨年は南海トラフ地震臨時情報と悪天候の影響で価格が高騰したため、JAは他業者に「買い負け」しないよう価格を調整。生産者は価格が高騰することで生産意欲が高まるとしながらも、過剰生産による来年の価格低下を心配している。
JAは小売価格の上昇を消費者に理解してもらうよう求めているが、今後の価格動向は不透明である。
この状況は市場における供給と需要の不安定さを露呈しています。まず、この異常な価格高騰は、米価の急激な上昇に対応しきれない仕組みの欠陥を示しています。JAの対応には手詰まり感があり、新規参入者が市場で優位に立つための戦略が喫緊の課題です。次に、消費者への負担が増すことへの配慮が必要。システム自体が消費者への影響を軽減できるよう、透明性を持たせるべきです。また、過剰生産による米価の急落を防ぐための予防策も急務です。例えば、国や自治体の介入による価格安定策、新しい技術導入による生産コストの削減、持続可能な農業経営の促進が考えられます。これらを実行することで、消費者、生産者、JAの三者にとってバランスのとれた解決策が見えてくるはずです。
市場経済の本来の姿と対比して、強靭かつ持続可能な農業生産と消費者利益の調和を追求することが求められます。
ネットからのコメント
1、今年は水不足の影響を受けた一部の地域を除けばたぶん 豊作作付面積も去年より増えていますので需要と供給 の関係で値崩れを起こすのでは?と心配になります 。米価格の高騰もある程度は良いと思いますが持続可能でない高値は国民の『米離れ』に拍車を掛ける可能性がありますのでもう少し価格を抑えた方が良かった気がします 。
2、兼業農家ですけど、機械代、人件費を考えると今までが安過ぎただけ。でも、その値段に慣れてる日本人は今回の値上がりで凄く高いと感じてしまう。収入が増えるのは有り難いけど、ある程度で抑えないと米離れが進んでいくと思います。
3、玄米を¥2,600/5kgで買い上げて、精米していくらで卸すのだろう。小売店に並ぶ頃には¥5,000/5kg程度に収まるのだろうか。これまで農家が我慢させられていたとはいえ、ここの所の急激な値上がりが政府の食糧政策の失敗だと言わざるを得ない。
4、米離れが、とんでもないスピードで起こりそうですね。多くの家庭は、米を食べる機会を、半分にしょうとする事でしょう。粉物、麺類で、賄えるとなったら、相当数、古米になるだろう。一年後、どうなっているのか怖いですね。米農家は、下手したら半減するかもしれません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/72af5e03566c0b5a1e453ced282b4d8abfd2afec,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]