政府が「おこめ券」の配布を推進している中、コメ価格が高止まりする可能性が議論されている。鈴木憲和農林水産相は16日の閣議後会見で、コメの供給量が潤沢であるため、価格への影響は「ほぼほぼない」と述べた。今年産のコメは過剰供給が予想されており、年明けには価格が暴落する可能性があるとの業界の声がある。一方、政府は食品高騰対策として補正予算で4千億円を配分し、おこめ券などの活用を奨励。
しかし、自治体間では事務負担や経費増への懸念があり、活用を見送る動きも見られる。農水省の調査では、コメ5キロの平均価格は前週比0.3%低下したものの、依然として高値が続いている。

政府の「おこめ券」施策に対する業界の懸念は無視するべきではない。コメ価格の高止まりに対し、農水相はある種の安心感を与えているが、その見通しは楽観的過ぎるように思われる。次年度のコメの供給量と食品高騰の対策資金の配分に関する詳細なデータを提示し、政策の透明性を確保する必要がある。まず、コメの余剰供給を防ぐための流通経路の見直しが求められる。次に、自治体が負担する事務手続きの簡素化を進め、各地域の独自のニーズに添った施策を取り入れるべきだ。そして、監視体制の強化を通じて、価格形成に関する市場の透明性を確保し、消費者と生産者双方の利益を守ることが重要だ。
今回の施策は表面上は消費者の購買力を支援するものだとしても、根本的な価格形成に対する影響を見極め、持続可能な農業政策へと繋げていく姿勢が必要だろう。
ネットからのコメント
1、令和6年産の米が出回っていることに触れて欲しい。新米出るまで米は倉庫にないと言ってたのに、今は。6年産と7年産がスーパーで売ってるから潤沢にあるのはあたりまえのこと。さらに高くて買えない人もいるから米過剰供給になっています。余った米をどう捌くかと、また悪知恵が出てくるんでしょう。
2、高市総理はスピード感がある政権だと思っていたが、物価高対策でこれだけ不評のおこめ券をいつまでこだわって政策として掲げているのか?鈴木大臣を放っておくのはなぜなのか?高市総理も物価高対策でおこめ券が有効だとで思っているのか?物価高対策をやってくれる事を期待していたのに残念。米の価格も下げてくれない高市政権、石破政権では米は3000円台でなくてはならないと言って、米の価格を下げようと努力してくれているのが見えて良かった。農水大臣に農水族の鈴木大臣を任命されて消費者に寄り添った政策ではなく、生産者や中間業者に寄り添った政策されて、米の価格を高騰したままの2倍以上に保たせる政策を実施されているように思われる。
今は買いたくても高くて買えないだけで米を欲しい人は沢山いるけど、このままでは高くて買えずにいる人が他の代用品で満足してしまって、米離れが進み、米の需要は減って行くと思う。
3、もう、米余ってるからね。既にお米券を出そうがなんだろうが値下がりはするよね。ただ、鈴木さんは買い支えして値下げを防ぎたかったんだろうから意図とは違うだろうけど。昨日、実家の米がなくなるっていうから、マイルで買えるサイトで米を買ったけど同じ年度産の同銘柄で店によって5キロで3千円の価格差があったよ。もう、下げてる店は損切りしてるよ。それとうちのばーさんの家の方は田舎なんどけど、米農家じゃなくても余ってるから古米を食べてるらしい。ないない言うて売り惜しみとか買いだめするからこうなるんだよね。まー、なんにせよ年明けには下がってくるんじゃない?
4、「価格は市場に任せられるべき」と発言した手前、影響するとは口が裂けても言えない。それだけだと思います。頭良いんだから市場に与える影響は私たち以上にわかってます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5e67070f224cbfbb3eb4cda0e2af2807079b00d0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]