北陸新幹線の延伸ルート選定に関する議論が再燃しています。当初、京都市内を地下で縦断する小浜ルートが2016年に決定されましたが、近年の物価高騰により建設費が倍増する見通しとなりました。このため、米原ルートを含む新たな案の検討が求められています。日本維新の会は、現行の小浜ルートと米原ルートに加え、新たに亀岡ルート、舞鶴ルート、湖西ルートなど、計8パターンの案を提示しました。

自民党と維新の整備委員会は、これらのルートを再検討することを決定し、年明けにはJR西日本へのヒアリングを予定しています。

このような状況において、この問題には批判が必要です。まず、現行のルート決定が時間とコストの見通しに欠けていたことが明らかになり、今の議論はその反省を欠かせません。新幹線延伸プロジェクトの遅れと支出の増加は、公共資源の浪費であり、効率的なインフラ整備が求められます。制度的欠陥として、各プロセスにおける透明性の不足と、利害関係者間の協力不足が挙げられます。これを改善するために、①公共データを基にした透明性ある議論の促進、②関係各所との綿密な連携、③市民の意識と意見を反映した柔軟な意思決定の導入が必要です。この問題の背景には目標と現実の乖離があり、持続可能な交通ネットワークの実現には冷静かつ公正な判断が求められます。

ネットからのコメント

1、北陸新幹線の新大阪までの延伸は、どのルートにしても一長一短があるように感じます。そこまでして延伸させる必要があるのか疑問です。全国新幹線鉄道整備法があるので、難しいでしょうけど、サンダーバードの大阪ー富山間の乗り換え無しを復活させてほしいと言うのが、利用者の本音だと思います。

2、東舞鶴から敦賀ベース至るJR小浜線は収支率13%の超赤字路線です、小浜に新幹線の駅作って誰が乗降するの！遠回りするだけ無駄、敦賀から米原接続で良いんじゃない、リニア開通後に東海道新幹線に空きができたら新大阪まで直通運転させれば良い、無駄な事せずにそこまで合理的に見通し立てて考える事もありなんじゃ無いでしょうか。

3、①利用者が最も多く見込める②全体として工事費が安い③難工事が少なく工事期間が短い④B/C比が高いこと、最低限B/C比が1以上は必須条件当たり前のことですが、国の資金を投じる国家プロジェクトである以上、今度はこれ等の条件をしっかり精査した上で最適案を決定すべきです。

4、事実上、小浜ルートは断念するということではないか？米原ルートも滋賀県が反対するのなら、湖西ルートしか無さそうな気がします。

京都を通さない亀岡ルートも可能性としては残るが。しかし、予算と工期を考えると、このまま凍結される可能性も高いですね。