フィリピン沿岸警備隊は、南シナ海の南沙諸島上空での監視活動中に、中国海上民兵の船団100隻以上が確認され、フィリピンの航空機に向けてフレアが発射されたことを発表しました。さらに、中国船からは無線による挑発行為も行われており、地域の緊張が高まっている状況です。ロイター通信によれば、東アジア海域で中国海軍が活動を活発化させ、一部は外国船舶への模擬攻撃も行っているとのことです。

これらの行動は国際社会において波紋を呼んでおり、地域の不安定要因となっています。

このような現状は明らかに地域の平和と安定を脅かす行為です。南シナ海での中国の活動は単なる威嚇にとどまらず、フィリピンやその他の国々にとって主権問題を悪化させる重大な脅威であると言えます。背後にある問題の本質は、中国が領土や海洋権益を一方的に拡大しようとする姿勢にあります。国際法の遵守と外交対話の重要性は言うまでもなく、これが欠けている状況は非常に憂慮すべきです。解決策として、まず国際社会は中国に対する外交的圧力を強めるべきです。また、関係国の間での海上安全保障協力や、国際機関を通じた平和的解決の枠組みの確立も急務です。最終的には、地域の安定を取り戻すために全関係国が対話を継続し、武力ではなく話し合いによる解決を目指すことが重要です。このような力による現状変更を許してはならず、持続的な平和を築くための行動が求められます。

ネットからのコメント

1、中国の軍事力に依る威圧は、日本を含め東南アジア全域に拡がっていますいる。中国が威圧しないのは、中国に従う国だけです。

日本は、東南アジアやオーストラリアと連携して防衛体制を強化しなければならない。自国の国民の安全を守る為に、中国の威圧に苦しむ諸国と連携しなければならない。

2、フィリピンには、海上民兵船団で威嚇ですか、更にフィリピンの哨戒機に対してフレアを撒き散らして針路を妨害したようですね、国際法無視でまさにやりたい放題です。フィリピンもこの暴挙を大々的に世界中に訴えて下さい。

3、昨日の日本近海での空母の展開と今日の南シナ海での多数船舶が動いている、この状況は中国が戦時体制になりつつあるのか、国内の14億国民の不満が溜まっており、ガス抜きに海外に目を向けさせるための演出なのか。とにかく、中国の強引な動きはアジア諸国に大きな迷惑をかけている。（北朝鮮・ロシアの同盟国を除き）

4、中国軍機による日本の自衛隊機へのレーダー照射、フィリピン航空機へのフレア発射と連続して他国の航空機への軍事行動、中国の挑発行為はアジアのみならず国際社会の平和と安全を脅かす脅威となっている。中国の傍若無人な挑発行為を放置することは絶対に許されない。

日本政府は、米英豪台湾比などとの連携を強化し、国際社会に向けて、中国の軍事行動がアジアや世界の平和と安全を脅かす脅威になっている事態を発信することで、中国に対する抑止力を高めることが重要だ。