未来富山高校は、2025年の夏の甲子園に初出場した通信制高校で、注目を集めている。全校生徒24人中23人が野球部に所属し、アスリートコースで学びながら、全員が富山県魚津市の寮で生活している。全国から集まった選手たちは、学業と野球の両立を求められ、赤点を取ると練習に参加できないという規則がある。監督の角鴻太郎は元プロ選手で、選手たちは強力な打線と高いチーム力で富山大会を制し、甲子園出場を果たした。
未来富山高校のスタイルは、勉強とスポーツの両立を重視し、今後の大会でも注目を集めることが期待される。
未来富山高校の異色のスタイルは、特異な体制と決まりに基づいた競争力を育む一方で、疑問を呈する声も少なくない。学業の規則が厳しく、赤点が取れれば練習に参加できないという仕組みは、生徒にとって極端にストレスのかかる環境となる可能性がある。また、全員が野球部という現状は、学業を深めるための選択肢が限られており、他の活動に取り組む余地がない。こうした形態が過度にスポーツ重視に偏るのは、今後の教育制度における偏りを反映している可能性がある。教育のバランスを保つために、以下のような改善策を提案する:
学業とスポーツの比重を見直し、選手以外の活動を選択肢として提供する。精神的負担を軽減するために、試験と練習参加に関する規則を柔軟に適用する。教育とスポーツを極端に分けることなく、すべての生徒が充実した学びを得られる環境を整えることが求められる。
ネットからのコメント
1、赤点を取ったら練習参加不可…どのレベルの試験かにもよりますよね。全校生徒24人中23人が野球部の通信制…野球学校と思われても仕方ない。地方大会でそういう学校に負けた球児たちは悔しいだろうなぁ…と思います。甲子園の商業化の象徴のような気がします。
2、もう高校野球じゃないやん。定時制にして野球だけやってたらいいなんてなればそれはもうセミプロだと思う。赤点とったらダメってどのレベルのテストかにもよります。少なくとも1日6時間の授業を受けている事は必須にした方がいい。
3、沖縄のエナジックも含めて、『珍しくない』訳では無い。珍しいどころか、学校として機能してない。専門学校(専修学校)の一つとしてカウントするべきなのでは?確かに、私立の野球強豪校も同じように寮生活で、野球に特化して、アスリートクラスがあるところばかりだけど、それとこれは違う気がする。
なんと言っても『通信制』という学校の形態は、そういった部活に特化させるために作られた制度ではないはず。通信制本来の目的から逸脱しているのでは?改めて、全日制の高校と、通信制・定時制の学校の棲み分けと制度の徹底をしてほしい。
4、いつの頃からか甲子園を目指して地元を離れて野球留学とかが当たり前になり、その後クラークやこの未来富山、沖縄にも同類の学校が出来たりで地元の高校を応援するという楽しみがなくなってしまった気がする。自分の出身校も県大会では決勝とかに進んでも全国制覇するような私立高に悉く敗退してきた。かつては強豪と言われた松山商や広島商、熊工とかも甲子園で見る機会がめっきり減り、個人的には楽しみが半減した。勿論、選手たちには選択肢があって、何も悪くはないのだが。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b3e5ed3f89f1c38ce1ce69926f883f71dd2a2e0b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]