北海道・知床羅臼岳で地元住民に「岩尾別の母」と呼ばれる母グマが登山者の男性を襲い、死亡させる事故が発生しました。男性は21日、岩尾別温泉に向かい下山中に同行者と離れ、狭く視界の悪い登山道を走行していた際、母グマと遭遇しました。専門家によれば、このグマは「SH」と識別される個体で、普段は人に対する警戒心が低く、従来攻撃的な行動を示していませんでした。
母グマは子グマを守るため防御反応として襲った可能性が指摘され、道の調査では男性がクマよけの鈴を携帯していたものの、走行中に発生した不運な事故であると報告されています。
この出来事は自然界のヒグマとの共存を考える上で重要な問題提起となっています。
この悲劇に対するコメント:
人間と自然の境界で引き起こされる不幸な出来事は、社会が抱える深い矛盾を浮き彫りにします。ヒグマの生息域における安全対策は、この事件をきっかけに真剣に見直す必要があります。まず第一に、登山道の周辺にヒグマの生息状況を示す警告や事前情報をもっと明確に提供するべきです。次に、視界の悪い登山道には警戒心を促す設備や案内を設置し、登山者が単独行動をする場合は事前にリスクを十分理解できる仕組みを整えるべきです。また、地域住民や研究者と協力して、ヒグマと安全に共存できる教育プログラムを展開することも不可欠です。
現状では人間と自然の衝突が個々の不運に委ねられています。しかし、多様な生命が共存する地球において、こうした不幸を回避する知恵は存在するはずです。「誰かの死」が単に悲劇に終わるのではなく、未来への貴重な教訓となることを願います。
ネットからのコメント
1、トレランか、、、 ヒグマもいきなり出会して子グマを守る為に本能的に襲ったのかもね。それに、ヒグマは早いものを追いかける習性があるらしいですからね。 いずれにしても、人間も熊のいるところに足を踏み入れるわけですから、軽率な行動は控えるべきかな、と思います。
2、山登りしないからわからないんだけど、どういうテンションで走るの?荷物もあるし道もよくないだろうから、そんなにスピードあるダッシュができるとも思えないんだけど…。目的地に到達した喜びでヒャッホーって感じになるのかな?いずれにしても、突然走ってこられたらそりゃ熊も驚くし襲いかかってくるわな。熊のいる場所ではそういう行動も慎まないとね。
3、これでまた動物愛護団体が目くじらを立てる。被害者は人間だけど、犯人とされた熊を仮に裁判にかければ正当防衛になる。
そしてそばにいた仔熊は冤罪の中の被害者。たしかに人間を襲うのは罪だけど、藪の中をものすごい勢いで走ってくる人間に恐怖を感じたのかもね。これで羅臼岳は安全です、山道をゆっくり歩いてくださいもまた違うと思う。そして登山者もこの場所がどういうところか、どんなリスクがあるのかを考え、人間様という認識に気をつけた方がいいんじゃないかな。羅臼岳は荷物が重いからと食料が入ったリュックを途中に置きっぱなしで登頂する方が少なくないらしい。それはヒグマには餌になるし、人間の汗を覚えさせると思うよ。
4、親子連れのヒグマが出没している地域で、ヒグマの生態の知識が無かったことが残念で悔やまれます。ヒグマは子熊を守る為ならば何だってします。母熊が子熊に危険が及んだと察知した時点で、もうアウトなんです。また、ヒグマは逃げる者を反射的に追いかけ襲う習性があります。親子連れのヒグマが出没している地域でランニングなど、知識があれば絶対にしてはいけないことなんです。その前に、私ならヒグマが出没している山には絶対に入りません。ヒグマが本当に恐ろしいと思っていないから山に入るんですよね。
万が一、が実際に起こると、どんな恐ろしいことになるのかを考えて頂きたいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3fcdfa898ce3a837d11d0f58e5c10df36f08c9aa,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]