防衛省は2025年12月7日、中国海軍の空母「遼寧」から発艦したJ-15戦闘機が沖縄本島南東の公海上空で航空自衛隊のF-15戦闘機にレーダーを照射したと発表しました。この行為は「危険」として非難され、中国軍機のレーダー照射が公にされたのは初めてです。過去にも中国軍機は、米軍機や豪州軍機などにも危険な行動を繰り返しており、各国から抗議を受けています。
これに対し、中国軍は「事実と異なる」などと反論し、双方の主張が対立しています。
中国軍機による他国軍機へのレーダー照射は、ただの偶発的な事件ではありません。この現象は国際的な問題の一例であり、中国がその存在感を拡大しようとする野心を示しています。まず、中国は国際法上の公海や国際空域を侵犯し、自国の領域として既成事実化を図っています。さらに、軍内部の指揮統制の未成熟が原因で、攻撃的な行動が評価される組織文化が問題となっています。これに対し、国際社会は強固な対応が求められます:1. 国際的な軍事協力を強化し、情報共有を進めることで中国の行動を監視する。2. 国際法に基づいた紛争解決メカニズムを活用し、中国に責任を負わせる。3. 経済的制裁や外交的圧力を通じて、中国の国際法遵守を促す。このような問題の解決は、国際的な秩序の維持を図るために不可欠です。中国の強硬路線は国際社会の安全と信頼を損ないます。この危機を機に、国際コミュニティはより統一された立場を取り、平和を追求するべきです。
ネットからのコメント
1、挑発行為同じ事を米軍機やロシア軍機にするでしょうかね。
きちんと相手国の機体の性能、政治状況を見極めていますよね。前線の兵士の暴走ではなく、国家として統制が取れた挑発をしているということです。国際社会にきちんと事実を粛々と述べる必要があると思っています。でも、なんだかんだ言っても憲法の規定から日本は交戦しませんからね。せめて国防能力をもう少し高めたいです。
2、”中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射が公表されたのは今回が初めて”仮にもエキスパートとされた人でも、この程度の認識なのに驚いた。上記で抜粋した通り、中国側は意図して事態をエスカレートさせている。要するに、中国が革新的利益と呼ぶ事に対して、絶対に引かない。その意思を見せているのだ。このまま国際社会とやらの実体が不明瞭なものの反応を期待した所で、あくまで日本と中国との間の争いなので、静観するだろう。日中が武力衝突しても、あっても非難声明位で、双方とも戦闘を止めるよう言うだけだ。軍事支援など、米軍でもどこまでやるか判らない。今の状況で、中国軍と米軍が、日本のために正面から戦うとは思えない。
日本政府も、そしてエキスパートと言われている筆者も。事態を甘く見すぎだ。
3、呑気なことを言っているが、人民軍機が空自戦闘機に対して「補足」レーダー照射をするという事は、火器管制を解除している、すなわち即撃墜可能状態であり、日本国へ宣戦布告同等な行為である、危険行為でも何でもなく、中国は超えてはならない一線を超えた。この状況下で、議論する神経が理解できない。日本は直ちに適切な行動を起こすべき。
4、中国が領土拡大の野心を隠さず、近隣国への侵略行為を平然と行っている時点でこのような挑発的な行為は、人民から圧倒的な支持を得るでしょうし、その挑発行為が武力衝突の引き金になれば、嬉々として紛争や戦争に持ち込むでしょうね。おまけに中国はロシアと同様、国連の常任理事国です。戦争になっても国連による制裁が加えられない以上、好き勝手できるのも中国の強みになっていますね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d00a8e4554736517a738ac79ecde4a7f7d0c9da5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]