旧統一教会の徳野英治元会長が、2021年の衆院選後に韓鶴子被告に対し自民党の国会議員290人を支援したとの報告を行ったと韓国メディアが伝えた。この報告は、旧統一教会の内部文書「TM特別報告書」に基づいている。2019年の参院選前には、安倍晋三元首相と面談し、選挙のため動員票を増やす計画を話したとの内容も含まれている。また、安倍氏の死後、山上徹也被告について会員記録が削除されたとの記述も報告書に記されている。

韓国検察はこの報告書を含む内部文書約3000ページを押収している。

この事件は、政治と宗教の癒着、さらに深刻な腐敗の疑念を抱かせる。どれだけ選挙が自由かという根本的な問が示されるこの事例には冷徹な批判が必要だ。まず、政治と団体の癒着がもたらす公正な民主主義への危機感は明白だが、その異常性が見逃される余地はない。政治家が個人の利益を最優先し、自らの政治生命を守るために宗教団体に依存する構図は、制度そのものが損なわれていることを示唆する。公正な選挙の尊重、政治資金規制の強化、そして透明性のある報告制度の策定が急務である。これらは腐敗を防ぐだけでなく、社会に対する信頼回復にもつながる。最終的に、個々の政治家の道徳観が問われるが、それは民主主義の基盤を揺るがすこととなり、真の変革を求める声が一層強まることだろう。

この悪循環を断つための行動は、日本の未来を守る鍵である。

ネットからのコメント

1、自民党が2022年に行った調査では、180人が統一協会等と何らかの繋がりがあったとされています。また、この180人は衆議院と参議院を合わせた数字です。一方、問題となっている報告書では、衆議院だけで290人となっています。落選した議員がいることを考慮しても乖離が大きすぎますまた、高市氏の名前が32回も登場しています。さらに、徳野元会長と安倍氏との面談が6回もあり、票の上積みをお願いする等、親密ぶりが伺えます。2022年に自民党が行なった調査は、自己申告をもとにしており、当時から信憑性が疑問視されていましたが、この度、改めて調査の信頼度が揺らいでいます。統一協会と政界との繋がり、自民党との繋がり、旧安倍派との繋がり、高市氏との繋がりを改めて徹底的に調査して欲しいです。また、ある程度の強さ以上で統一協会に関わった人は議員を辞め、政界から引退すべきだと思います。

2、安倍晋三の祖父の元首相の岸信介の時代から旧統一教会とは密な繋がりがあった。

その孫の安倍晋三がその後も統一教会と繋がり、団体献金や選挙戦の統一教会の票田を、自民党内に回してた事が間違いない事が明らかになった。無論高市も安倍の後釜としての流れから、統一教会からの団体献金を受け、選挙戦の票田にしてた事も間違いなかろう。こんな腐った政党を国民は今だに支持しており、自民党はその支持率にあぐらをかいて、これからも宗教団体との癒着は続くと思う。これ全て政治に無関心な愚かな国民と、権力者に媚びるメディアによって、政治を堕落させてるストリーである…

3、まァ290人と謳っても何名かの関係深い人以外は公明票便りにしたような感覚でしょうねー、と思っていたら、ガチでヤバい話が出てきてるんですか。高市さんと統一の関係が深いって話は某エイト氏が言ってたけど、尻すぼみになったしあくまで自民党内でって話かと思っていたら。陰謀論っぽい話になっちゃうけど、今回は、小泉さんがネット工作バラしたところから実は意図的で、参政党の選挙メソッドをパクったようなネット右翼の支持に振り切った高市さんの言動も、それに対するアクロバティックな擁護の声（高市さんが質問する側だったことすらある、歴代総理がやってきた「プロレス答弁」でアドリブかまして国難招いたのが岡田さんのせいだとか）も、実は自民党として良くも悪くも覚悟を決めて一蓮托生でやってるのではなかろうか？

4、そう考えると、石破内閣時代の衆議院・参議院選挙の二連敗は、すべてが石破の責任とも言えないんじゃないのか。旧統一教会の支援抜きの選挙で、自民党の実力がはっきりしただけじゃないのか。次回の選挙ではっきりするだろう。自民党の支持率は必ずしも上がっていない。