【事件概要】
2025年8月4日、衆院予算委員会にて、石破茂首相が過去の自身の発言を突かれる場面があった。立憲民主党の渡辺創議員は、2010年7月の参院選で敗れた当時の菅直人首相に対して、当時政調会長だった石破氏が「政権を正せ」と厳しく迫った発言を引用し、「記憶はございますでしょうか」と質した。
石破政権は2025年7月の参院選で大敗し、衆院でも過半数を持たず、まさに自らが批判した過去と同様の立場に立たされている。これにより「ブーメラン」との批判が噴出している。
【コメント】
言葉の重みを問う政治の場で、過去の発言が自らに跳ね返る構図は、制度そのものよりも政治家の姿勢の空洞化を映す鏡だ。石破首相は、かつての参院選敗北を「国民による政権評価」と断じ、菅政権に退陣を迫った。だが今回、同じように参院選で大敗しながら、当時の論理を手放している。この矛盾は、政治の一貫性と信頼性を根底から損なう深刻な問題だ。
背景にあるのは、選挙結果を都合よく利用し、責任を取らない政治文化の蔓延だ。これを正すには、①選挙敗北時の説明責任を法的に義務づける、②政権評価に基づいた信任投票制度の導入、③党内ガバナンスを強化し、リーダー交代の透明性を高めるなど、具体的な制度設計が急務である。
国民が信じた「主権者たる選択」が、政治家の都合で捻じ曲げられる社会に未来はない。言葉と行動の乖離が続けば、信頼は確実に崩壊する。今こそ、言葉に責任を持つ政治の回復が求められている。
ネットからのコメント
1、過去に石破茂は総理退陣を迫った過去があるし後ろから鉄砲を撃ち続けた人。衆議院選挙は裏金問題が争点だったので石破茂に責任は薄いとは思うが、都議会選挙や参議院選挙は石破茂の経済政策等に対するノーを国民から突きつけられたと思う。3回選挙で負けたのに権力にしがみつき見苦しいと言った印象。一刻も早く退陣してもらって新しい総理のもとで政治を行ってもらいたい。
2、例を引くまでもなく、選挙結果の責任を取らず、権力に執着して、後世称賛された首相はいない。多くの「現役世代の」国民は、新しいリーダーを求めています。選挙で示された国民の声に誠実に寄り添ってください。
3、石破茂総理を評価すること自体、無駄な時間ですね。石破総理が辞めないことが国益に反することは間違いない。しかし、石破総理が辞めない権利を持つようなのでどうしようもないです。
石破総理は間違いなく歴史に残ると思います。
4、こんな総理の支持率が上がっているとの報道が話題になっているがにわかには信じられない。たかが1000人程度の調査でなく、先の参議院選挙の結果が意を表しているのでは。左寄りメディアの世論調査でなく世論操作だろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a529298c5f54239f87d793cfb1d7bbb5ac77356f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]