2022年に起きた安倍晋三元首相銃撃事件について、被告人・山上徹也氏の裁判が進行中です。山上被告は殺人および銃刀法違反の罪で起訴され、事件の詳細とその背景が厳密に審理されています。社会学者の古市憲寿氏は、テレビ番組で「被告人の個人事情がメディアで報じられること」に疑問を呈しました。しかし、ジャーナリストの鈴木エイト氏は、この事件の背景にある問題が報じられてこなかったことが事件を起こした要因であり、徹底的な報道が必要だと反論しています。

今回の裁判では、犯行の動機として山上被告の生い立ちが重視され、裁判の重要な争点となっています。

この報道を巡る議論では、メディアの報道姿勢と事件の社会的背景に対する理解が求められます。メディアが事件やその背景をどう伝えるべきかについて議論が行われており、詳細な報道が司法の判断に影響を及ぼす可能性があることも注目されています。

ネットからのコメント

1、「安倍元首相は教団と深いつながりがある」と言うより被告が言っていた影響力のある政治家が統一教会を認めることになる、と言うのが一番だと考える、もっと言うなら国が統一教会を認めるという意味と同等であると。だから山上は危機感を感じた訳で。他にも色々あるが仮に真っ当に生きようとしてる人がある違法な(道徳的道義的な不都合含め)事実により真っ当に生きられず更にその事実が国に認められるという事態になったら恐怖と危機感を感じるのは当然だろう。

更に安倍は祖父の岸信介の代から統一教会を認めて受け入れるような事実があった訳で。政治家は知りませんでしたでは決して済まない。政治家の主たる使命は困った人や理不尽な行為などから国民を守ることも含まれている。統一教会に協力を仰いでいた国会議員が多くいたのも問題だったし結局裁判所が解散命令を出し悪と認定されている。その悪と手を握り国民の苦しみを無視したのは大問題だった

2、今回の事件に限らず、酒鬼薔薇とか秋葉原事件とか注目されてる事件だったら犯人の動機、生い立ちはメディアでも細かすぎるくらいご丁寧に報じてるだろ。視聴率取るためにプライバシーすら侵害してるのにな… ちなみに、軽犯罪を起こしても調書の最後には容疑者の情状を訴える部分が記述されてるはずなので、何も今回だけが特別ではないです。

3、今回の件は、犯人であるかどうかや犯行方法については、まるで争いがない。動機についても詳論は避けるが実のところ検察と弁護側で大きな差があるわけではない。詳論は避けるが、「検察は金銭欲目的と主張、弁護側は被害者などに追い詰められたと主張」みたいな大きな食い違いはない。

あるとすれば、「その事実があることを前提に、それを量刑にどう評価するか」になる。弁護側として手持ちの材料で検察側主張より有利に導けそうなのが生い立ちくらい（これを明らかにすることで、量刑評価に強く影響させたいと弁護側は考えていると思われる）なので、そこを大いに立証すると言う形にならざるを得ないと思われる。前例があまりないとは言え、銃器で射殺という形態では相当な厳罰の求刑が予感されることもあり、裁判所としても弁護側に有利になりそうな事実を主張・立証する機会は十分与えざるを得ない。

4、事件背景を究明するために、山上被告の「生い立ち」を詳細に審理する事も大事だが、同時に被害者である安倍氏と「統一教会」の癒着の実体も詳細に審理すべきなのでは。交通事故に過失割合がある様に、殺人事件にもその様なものがある気がする。先日、学生時代に片想いした相手の妻を殺害し、26年後？に逮捕された女性の事件があったが、あの事件の加害者と被害者の過失割合が100%対0%とするなら、安倍氏襲撃事件は必ずしも100%対0%では無い気がする。

勿論、殺人罪には変わりないが...。同情を集める意図が有るかどうか判らないが、昭恵夫人は被害者遺族として出廷している様だ。ならば、山上被告の弁護側も、昭恵夫人を証人として呼び、安倍氏と統一教会の癒着の実体について、質問しても良いのでは。