中国の王毅外相は10月8日、北京で訪中中のドイツのワーデフール外相と面会し、双方はウクライナ問題について意見交換を行いました。その中で王氏は日本の高市早苗首相の国会での台湾関連発言を批判し、日本が戦後80年経過しても侵略の歴史を十分に反省していないと指摘しました。また、王氏は「一つの中国」原則が中独関係の基本だと述べ、ドイツが中国の立場を支持し、台湾独立に反対することを望むと強調しました。
一方、ワーデフール氏はドイツは「一つの中国」政策を維持する立場に変化はないと応じたと、中国外務省が発表しています。

今回の事件は国際政治の緊張を背景に、日本の外交的姿勢に対する厳しい批判が投じられたものです。特に台湾問題を巡る発言が国際社会での摩擦を生む原因となっていることが浮き彫りになっています。まず、歴史認識に基づく外交姿勢の見直しが必要です。日本政府は過去の侵略行為とその影響を再評価し、その結果を国際的に明確にすることが求められています。次に、中国を含む周辺国との対話をより積極的に促進し、緊張緩和を図るべきです。最後に、国際社会と協調して実効的な台湾海峡問題の平和的解決策を模索する努力を強化することが重要です。これにより、地域の安定と国際的な信頼関係の構築が進むことが期待されます。
ネットからのコメント
1、ドイツはほぼ第二次大戦で得た領土だけ手放してますが、日本は明治時代まで遡って合法的に得た領土まで返還しています。とくに台湾、朝鮮半島、満州には莫大な国家予算をつぎ込んで近代化させています。その恩恵を最も受けたのが人民共和国であり、安易に戦後賠償だけでドイツと比較できるものではないでしょう。
2、ドイツも本音では「今更こんな話を持ち込まれても」でしょうね。しかも一歩間違ったら、近隣諸国との間で未解決の戦後処理を蒸し返されそうだし。正直いい迷惑なのでは?しかもドイツは想像以上に実利主義の国。過去のノスタルジーに縋ろうとしても無駄だし、今は付き合い上無難なコメントを発してますが、本音は別でしょうね。C国の空気の読めなさも相まって見てる分には面白いですね。
3、中国は、サンフランシスコ平和条約を始めとするアジア太平洋、更には世界銀行・IMF等の戦後秩序には共産党中国が、関与していなく、今後中国は今の中国の世界地位に相応しい世界秩序があるべきであるとの世界観の表れです。更には、西側の分断をあらゆるレベルで図っています。
日本は、欧州豪州とASEANと緊密にしながら、発信する必要にしなければ駄目です。
4、少し前のフランスのバロ外相とまったく同じ反応。ここでも王毅氏の負け。仏独はEUの中枢なので中国による「1つの中国」政策は“基本的に”受け容れて支持するけれど、それのゴリ押し、強要やそこからの台湾排除は受け入れられず認めない方針。中国指導部は現状の認識ができない時代遅れもいいところで、このまま体よく躱され続けられるにもかかわらず誰に対してもどこに対してもこの「1つの中国」問答を続ける事になる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f290a25ff78df6cfdd4c647fb918e6397f1949f3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]