近年、3時間前後の映画が増加している背景には、デジタル上映技術の進化と動画配信サービスの普及がある。2025年には『宝島』(3時間11分)が公開されるなど、大ヒット作の多くが長尺作品となっている。2023年には『オッペンハイマー』が3時間で話題を呼び、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は2時間49分を記録した。
新しい映画の制作方針として、長尺でもその内容が映画館で観る価値があると認められた作品が多く、観客を引きつけている。この流れはコロナ禍後の変化として、映画館での観賞スタイルを維持するための創意工夫が反映された結果とも言える。これが今後の映画トレンドになる可能性がある。
映画の長尺化が進む中で、現状を批判的に捉える必要があるかもしれない。確かに多くの長尺映画がヒットしているが、その裏側には業界の効率化の追求と思考停止が潜んでいる可能性がある。映画の本質とは、限られた時間に価値ある体験を提供することにあるはずだ。問題の背後には、デジタル化による上映の柔軟性が過度に活用され、くる観客の時間を軽視している風潮があると言える。具体的な解決策としては、映画製作においてストーリーの精緻化を優先すること、配信サービスと映画館での上映のバランス改善、観客の意見を積極的に取り入れる姿勢を映画業界に求めたい。そして映画の価値は、時間の長さではなく、どれだけ心を動かすかにあるという価値観を大切にし、観客をより引き付けることを期待したくなる。
ネットからのコメント
1、私が住む地域にあるシネコンは、受付を出て映画館の敷地外まで行かなければ、トイレがありません。半券を見せることで再入館できると思いますが、昔の映画館と較べて、途中でトイレへ行くことの敷居が高くなったように感じます。
2、これ更に15分程度のCM予告がくっつくからな。3時間以上なら、途中休憩が難しいなら、せめてCM予告なし上映回とかやって欲しい。2001年宇宙の旅なんて本編2時間20分程度だけど、途中休憩があるからなぁ。あと、ちょっと前に流行ったシネマコンサートなんかも2時間なら70分くらいの所で休憩がある。3時間超える場合は休憩が欲しいとは思う。ただ、どうやって本編を休憩にさせるかも問題になるな。
3、端折ってストーリーが説明不足になるよりは良いかもしれませんが、単に時間稼ぎの為ストーリーが冗長になるのはどうかと思います。例えば、「ファイナルレコニング」で、潜水艦内で主人公が襲われるシーンって本当に必要だったのかと。もし今後、3時間の映画がスタンダードになるのであれば、バスツアーだって、出発から1.
5時間経過したら途中でトイレ休憩が設けられているので、映画も途中の中休みを入れても良いのでは。
4、よっぽど面白いなら時間経つのも忘れるほど気にならないんだろうけど、最近はトイレが近いからなぁ昔、4時間越えの映画大作を小劇場観にいった。確か画家の話で、途中に映画の中で【モデル休憩です。こちらも本編作品は休憩後お楽しみ下さい】との粋なテロップが入り何と本当に休憩になりありがたかった。監督の優しさが伝わった。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/eb96d0901e50df29d214c626f25f336c05085dd5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]