農林水産省の発表によれば、コメの平均販売価格が再び過去最高値を更新しましたが、今後の価格暴落の可能性が指摘されています。6月末の民間在庫が過去最大となる見込みで、卸売最大手の「神明ホールディングス」は価格の暴落を予想しています。岐阜市の「ギフライス」では在庫が2~3割増しとなる4000トンに達し、高価格が消費者に手が出しにくい状況を生んでいるとされています。
これらの背景には、輸入米や長期貯蔵米などの選択肢の多様化も挙げられます。「スズノブ」の代表取締役、西島豊造氏は、5kgあたり3500円程度が理想と述べています。この在庫増加は、1万俵余るごとに1億円の損失となり、卸売業者に多大な影響を与えています。

コメの価格に関する問題は日本の農業政策の根本的な欠陥を浮き彫りにしています。現在のコメの平均価格が過去最高値を記録しながらも、今後の急落が予想されるという矛盾した状況は、多くの消費者と農業関係者に混乱と不安を生じさせています。ここで指摘される問題は、価格管理の不透明さと在庫管理の不十分さにあります。政府と業界が協力し、消費者と生産者双方にとって持続可能である価格設定と在庫管理の見直しを行うことが求められます。まず、需給のバランスを見極めた計画的な生産調整が必要です。
また、消費者教育を通じて、適正価格の認識を広める努力が重要です。さらに、政府による補助金政策の再考を通じて、持続可能な農業経営を支援することが求められます。価格の不安定さが持続すれば、消費者の生活のみならず、農業全体の信頼と安定も脅かされることになります。この状況に直面し、政府と業界は即時に対応策を講じなければなりません。今こそ、農業政策を見直し、消費者と生産者の双方が安心して望ましい未来を築ける社会を目指すべきです。
ネットからのコメント
1、「この3500円が適正価格だ」などと言う情報操作。ま、CMにJA共済、JRAなどが居るのでNスタでは忖度せざるを得ない処か?けどカルフォルニア米にコストで負けている時点でウソが丸見え。そもそも適正価格は市場が決めるモノと農相も言ってます。3500円なら違う物食べるし、選挙票欲しさの零細農家保護より集約を努力して欲しいです。
2、5キロ3500円はそちらの売る側からすれば暴落かもしれないけれど買う側からすればまだまだ高い。正直2500円から2800円位なら生産者の事も考えて買いましょうとなる気がする。
10キロだと5000円から5500円位。まあ別に高くしたいならカルローズ食うから良いけど。
3、以前は5キロ1800円位で購入していました。物価が上昇する中で大半の国民は給料が上がっていないのが現状だと思います。5キロ3500円が妥当と言う声が多いようですが、数年で倍近くの値上がりが、果たして国民に受け入れられるのか疑問です。
4、増産されて十分に足りていることは消費者も知っているんですよ。新米が出るまでの我慢と思いつつ節約しながら新米の季節を待つとさらに高くなっている。5キロ5000円超えてましたからね。主婦目線としては(無理)と思いましたよ。お米が足りないわけじゃないんだから矛盾も感じました。仲卸業者が原因であろうことは想像できましたし憤りに似た感情も湧きました。だってずっと待っていたんですから。新米ができるまでの我慢と思ってたどり着いたらさらに高くなっているんですから期待を裏切られた気分なわけです。こんな状態では必要最低限しか買うわけがない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a19794fc66ee8488a6b2a8b389e879c91d82f17c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]