宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、17日午前11時頃、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターでH3ロケット8号機を打ち上げる予定でした。打ち上げは日本の測位衛星「みちびき5号機」を搭載して行われる予定でしたが、打ち上げ直前に設備に異常が検知され、緊急停止となりました。この異常により、予定されていた打ち上げは延期され、再試行の日程については未定です。
H3ロケットは、日本の宇宙技術の新たな段階を示すものであり、多くの期待が寄せられていましたが、今回の事態によりその信頼性確保が再度問われる形となりました。

宇宙開発の技術的挑戦は、ひとたび失敗すると莫大な時間と費用を費やすため、迅速な原因究明と対策が不可欠です。今回の緊急停止によって、日本の宇宙技術の安全性と信頼性が再び注目されています。H3ロケット開発は、国内外における競争力強化の要であり、失敗は許されません。技術的な欠陥の分析、機材の徹底的検査、オペレーション管理の改善という3つの柱をもって、速やかに問題を解決すべきです。さらに、国民および国際社会への透明性のある報告が求められます。これにより、日本の宇宙開発は再び信頼を取り戻し、新たな飛躍の時を迎えることができるのです。
ネットからのコメント
1、直前で中止という判断ができたこと自体、日本の技術力と運用の成熟度を示していると思います。異常を「打ち上げてから」ではなく、「事前に」検知できたのは、決して当たり前ではありません。ロケットは一度発射すればやり直しがきかない世界です。成功率やスケジュールを優先せず、少しの違和感でも止める判断ができる組織体制こそ信頼に値します。批判されがちな打ち上げ中止ですが、これは失敗ではなく、成功に向けた重要なプロセスの一部。地味でも確実に安全を積み重ねる姿勢を、もっと正当に評価すべきだと思います。次の打ち上げに、落ち着いて期待しています。
2、H3ロケットはまだまだ未成熟なロケットでもあるし、打ち上げ直前に異常を検知できて本当に良かった。今後の打ち上げの三菱への移管とコスト半減に向けての改良が続くロケットでもあるので、万全の体制で改めて打ち上げて大成功させてほしい。
3、カウントダウンの段階での中断のようなので、本当にギリギリで感知できた異常だったのでしょうね。点火後ではもっと大ごとになってますし、リフトオフ後では取り返しがつかなかったでしょうから、事前に分かっただけよかったです。
万全を期しての再チャレンジに期待します。
4、きちんとトラブル感知して止まったんだから、マシなんじゃないか?爆発しちゃうと原因究明も大変だが、全部残っている。徹底的に調べて次に活かしてください。応援してます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2c1986d7706d3fa10d5f855acfa867c95ba9473e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]