自民党の保守系グループ「伝統と創造の会」の会長である稲田朋美元防衛相は、終戦の日に靖国神社を訪れ、英霊への感謝と敬意を示すことが国を守る基盤であると強調しました。参拝の際、記者団に対して東京裁判で「A級戦犯」とされた者が祀られていることに対する中国や韓国からの反発に応じ、「命をかけて国を守ろうとした英霊への敬意がない国は守れない」と反論しました。
また、戦後の歴史認識に関して「東京裁判史観の克服が重要であり、客観的事実を追求する必要がある」と訴えました。さらに、歴代総理の靖国参拝が途絶えていることについても現職首相の参拝を願う意向を示しました。
稲田氏の発言は、戦後の歴史認識をめぐる日本国内外での議論に新たな焦点を与えましたが、北京やソウルからの反発は根強く、その言葉は火に油を注ぐ結果となっています。まず、東京裁判を巡る歴史評価は多様な視点を尊重し、多面的に捉えることが必要です。そして、国内外の関係を深めるためには、英霊への尊敬と感謝を示しつつも国際的な感情を考慮した慎重な対応が求められます。また、歴史的な対立から脱却し、未来志向の姿勢を示すための国際対話の促進や、歴史教育における客観的な情報提供を進める取り組みも不可欠です。
戦犯問題を超えて伝えたい真の愛国主義とは、平和と共生の価値を基盤にしたものであり、その志向が必要です。
ネットからのコメント
1、稲田朋美は以前、「国民の生活が第一の政治なんて間違っている」という発言をしていたことが物議を醸した議員だと思います。この発言は、納税者である国民に対して、敬意と感謝が無い発言であると受け取られても仕方がないように思います。
2、ケントギルバート氏の説明どおり、我が国はWGIPの Ⅰ及びⅡによって戦勝国(主に米)側の価値観を強く植え付けられている。 同氏の説明がなければ(或いはこの資料を参照していなければ)、一部のマスコミの主張をそのまま鵜呑みにして稲田氏らを非難していたかもしれない。 広く見聞を広めて自分の価値観で物事を判断する事は難しいが、大切な事である。
3、日本人的な史感かな。もう80年もたっているのだから、戦後は清算してほしい。いつまで土下座外交すればいいんだってのが本音。他国からしたら、相手を貶める理由は多いほうがいい。恨みは永遠に忘れないって国もあるようだし。ただし、それらも含めて、相手よりも有利な立場になりたい、そういうのが透けて見えてきます。
本当に戦争は許せないが、今現在も戦争は起こっています。日本国民としては、稲田氏の発言は理解できるし、支持したいと思いますが、それをあからさまに言えば、日本人は反省が足りないとか言われるので、表向きは言わないほうが無難。ただ、なんで欧米の植民地支配や、奴隷問題、あるいはアヘン戦争は問題にしないのかも、日本人としては不思議に思います。敗戦国のレッテルが・・・。
4、東京裁判は戦勝国による戦勝国の為の裁判だったかもしれないが、だからと言って若い人達の将来を奪ったA級戦犯達を合祀していいとはならないと思います。昭和天皇から今に至るまで天皇陛下は靖国神社に参拝されていないですね。自民党右派の人達は太平洋戦争の過ちを自分達の都合の良いように書き換えようとしている。今回の終戦の日の石破首相の声明のように戦争を起こした事を反省し日本はこれからも平和を求める国として努力することを誓う方が正しい事だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9bd3ca49bedf4c89a171140e2c5b87c3744bdc8b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]