2025年7月の厚生労働省の調査によると、高齢者世帯の55.8%が「生活が苦しい」と感じています。その背景には、食料品や光熱費の値上げ、介護保険料の上昇、そして医療制度の見直しなど、経済的負担が増したことがあります。調査では、70歳〜74歳の夫婦世帯が平均約2万8000円、75歳以上では約2万1000円の赤字を抱えていることが明らかになりました。
年金受給額と生活費のギャップが家計の赤字を招いているほか、70歳代の貯蓄額の中央値は800万円で、平均値よりも低く、多くの世帯は十分な資産を持っていない状況です。将来的な資金不足に備えて早期の資産準備が必要です。

高齢者世帯が生活苦を感じる問題は、年金制度の限界が示されています。年金額が不十分であり、生活費を賄うには厳しい現状です。まず年金額の見直しが必要で、最低生活費を賄える制度を構築することが急務です。また、税制改革などで高齢者への経済的負担を軽減しなければなりません。さらに、公共の福祉サービスを充実させ、医療や介護サービスへのアクセスを改善する必要があります。これらの改革が進まない限り、高齢者が目の前の寒い冬をどう乗り越えるか、心配が尽きません。未来を見据えて安心して生活できる環境をつくることこそ、私たちがより良い社会を目指すための課題です。
政府と市民が協力し、共に対策を進めるべき時です。
ネットからのコメント
1、貯金もあるとは思うけど固定資産税や光熱費その他の税金にしても年金から引かれますし介護代金や施設費用もかなりの負担です。働ける人ばかりではないです、体力は人によって違います。若い人には想像つかないでしょうがいずれ誰でも老いは必ずきます。ただ今の若い人はnisaなどの投資もできますので準備はできるはず、高齢ではそいう準備さえももうできる人は少ない。このまま最後まで生ききるのは難しい人が続出するかも知れませんね
2、コメントみると高齢者に冷たいですね。 若い内は自分の事だけで子供がとか家のローンとか税金がと言いますが今の高齢者は子育ての時も子供手当て等なく医療費もタダではなく家のローン減税もなかったのですよ。 給与もバブル時代と言いますが我が家には関係なかったです。 やっとローン返し終わったのが70才 年金暮らしにはなれば解りますよ。 ボーナスもなく やっと借金無くなってゆったり暮らせる夢がありましたか物価高で生活大変なのですよ。 今は子供支援が手厚いのでビックリするくらいです。
何の支援もなく取り残された世代です。
3、夫婦2人で年収が280万円の計算になります。ここから健康保険料、介護保険料、住民税、固定資産税で80万円を納付すると残りは200万円。さらに自動車税、自動車重量税、自賠責保険料と任意保険料に車検費用。医療保険料と医療費。ガソリン代、通信費、NHK受信料。水道光熱費。散髪代とパーマ代。衣料費。その上に家の補修費用、家電製品買い換え費用も発生します。果たしていくら残るでしょうか。日々の生活だけでいっぱいいっぱい、まったく余裕など感じられない生活、それが老後の実態です。
4、高齢者が生活が苦しいかって聞かれたら反射的に苦しいって答える方も多いと思います。 ただ氷河期世代から見れば、持ち家でローンも完済している、年金も月々夫婦で25万程度入ってくる、貯蓄もそこそこあるのに苦しいって言われてもって感じがします。 アパート住まい、正職員にも中々つかなかった(つけない)、将来の年金など当てがないの苦しいのと、苦しいって答えた5割の方の半数以上は苦しさが違うと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1cdb1dd23db3f026343afb6b31ef5121be3c924b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]