2025年1〜11月におけるマツダの国内市場での登録台数は平均約1万2600台となり、国内販売ランキングで6位に留まった。これは2010年の販売台数約22万台に対し、2024年の約14万台と比較すると64%減少している。マツダの特徴的な「魂動デザイン」と「スカイアクティブ技術」は高評価を受けているが、同様のデザインが各車種に採用され、個性が薄れたことが販売低迷の一因として挙げられている。
特に、レッドのボディカラーが多く、違いが分かりにくいことが課題となっている。今後は異なる性格の車種をシリーズ化するなど、多様性を求める声が高まっている。

マツダの販売低迷は、企業の硬直化した車作りに起因しています。確かに「魂動デザイン」や「スカイアクティブ技術」は業界内でもユニークですが、その独自性が却って市場での競争力を削ぐ結果となっています。市場は多様性を求めているにもかかわらず、マツダは一律のコンセプトでの車作りに固執しているのが現状です。まず、車種ごとの明確な個性を再構築することが必要です。次に、好みに応じたデザインと性能のバリエーションを増やし、幅広い層にアピールできる商品ラインナップを展開する。さらに、新しいマーケットトレンドを敏感に察知し、迅速に対応する体制を整備する必要があります。
こうした変革の課題をクリアすることで、マツダはかつての栄光を取り戻すチャンスを得るでしょう。選択の幅が広がることで、独自性と市場のニーズを共存させることが可能になるのです。
ネットからのコメント
1、マツダ車に長年乗っており、先日も点検のためマツダのディーラーに行きました。確かに店舗は黒基調で非常に高級感がありますが、展示しているクルマはあんなに広い店舗なのに2台しかなく、それもCX-60とCX-80。違いといえば3列目があるかないかだけで、内装もほぼ同じ。点検の時間が非常に退屈でした。zoom-zoomの頃は店に行くだけで何かワクワク感があったのに今は感じられません。次はマツダでなくていいかな、と思い始めてきた。
2、ミッドサイズ以上のSUVを海外で売ることと、欧州の電動化政策に日和見的に対応していくことがここ10年くらいのマツダのムーブだったと思うそのために日本市場はほとんど顧みられていなかったのが実情。軽、ミニバン、ハイブリッドっていう日本ならではのニーズを放置していたわけで、販売が伸び止んで当然だよね
3、理由ははっきりしていて、ストロングハイブリッドがないこと。
ディーゼルに賭けて一時期成功したものの、フォルクスワーゲンの不正によりディーゼルのイメージがダダ下がり、また煤問題などオウンゴールもあったこと。CX 60に始まったラージ商品群が、煮詰め不足でトラブルの嵐だったこと。に尽きると思います。
4、記事にあるとおり、サイズは選べるけどデザインが選べないって、影響あるでしょうね。売るにあたって入り口、間口が狭いってことだから厳しいですよね。どんなに性能が良くても、マツダ車の画一的なデザインを気に入ってくれるひとが増えなきゃ売れないかぁ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9e002fed63870cdb3221dec7004c19522c0724a2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]