事件概要:2023年11日、アメリカとイランの戦闘終結を目指した交渉がパキスタンのイスラマバードで開始される予定です。ホワイトハウスのレビット報道官は、トランプ大統領がバンス副大統領、ウィットコフ特使、クシュナー氏を含む交渉チームを現地に派遣すると発表しました。交渉の焦点はイランが持つ濃縮ウランの引き渡しであり、レバノンでの攻撃停止は議題に含まれないとのことです。また、イランがホルムズ海峡で石油タンカーの通航を停止したことが議論を呼びましたが、レビット氏はイランの報道を否定しています。

コメント:米イラン交渉における課題は単なる停戦に留まらず、国際的な安全保障の枠組みそのものにも深く影響を及ぼします。イランの濃縮ウラン引き渡しへの柔軟性は一歩前進に見えるものの、合意がレバノンでの攻撃停止を含まない点は不完全さを露呈しています。
さらにホルムズ海峡の石油タンカー通航問題がこの交渉に影を落としている状況は、地域的緊張の根深さを示しています。問題の本質は、双方が積み上げてきた対立の歴史と、経済的・軍事的利益を優先する短視的な意思決定にあります。
解決策として、まず全ての地域的な軍事行動を停止する包括的停戦合意を目指すべきです。次に国際調停機関の介入を通じて、核開発問題を平和的な技術協力へ転換する枠組みを構築するべきです。そして第三に、ホルムズ海峡の重要性を共有する全関係国による共同安全保障協定の制度化が求められます。道理の通らない緊張に振り回されるのではなく、あらゆる関係主体が長期的な平和と利益を見据えた行動を起こす時です。そうでなければ、紛争の歪みはさらに深まり、世界が負う損失も取り返しのつかないものとなるでしょう。
ネットからのコメント
1、アメリカとイランの交渉が進み、濃縮ウラン引き渡しの可能性が報じられているが、これをそのまま前進と捉えるのは危うい。仮に事実だとしても、それがどの範囲・条件で行われるのか不透明であり、部分的譲歩を過大評価している可能性もある。
そもそもこれまで強硬な威圧と期限設定を繰り返してきた流れの中で、突然の進展が伝えられること自体、政治的演出の側面も否定できない。イラン側も国内事情を抱えており、一方的に譲歩するとは考えにくい。結果として、表向きは進展を強調しつつも、実際には細部の詰めで難航し、合意が先送りされる可能性が高い。期待先行の報道に流されず、実態を冷静に見極める必要がある。
2、アメリカとイランよりも、イスラエルやヒズボラ、フーシ派が攻撃して停戦が崩れる気がする。アメリカはイスラエルを、イランはヒズボラやフーシ派を抑えておく事は出来るのだろうか?一次停戦が恒久的な停戦になる様に、各国や勢力は停戦交渉が進展するまで攻撃を自重して欲しい。
3、たぶん合意は無理だと思う。あまりにも両者の主張がかけ離れている。アメリカはその場しのぎの主張ばかりなのでイラン側はますます不信感を募らせている。それにイスラエルは停戦後もレバノンを攻撃している。パキスタンとイランは合意違反だとしている。アメリカとイスラエルはレバノンは攻撃OK。
更にイランはホルムズ海峡最封鎖をほのめかしている。今のところ情勢はかなり厳しい。
4、イスラエルは戦争をやりたくてしょうがないので、イランには攻撃をしなくてもレバノンへの攻撃は続けるでしょう。トランプの言い分としたら「これはイスラエルが勝手にしてること」として自制をさせないだろうし、イランはヒズボラへの支援をするとなれば結果停戦は破棄されるのかもしれない。結局、イスラエルが存在する限り中東に平和は来ないでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e1aa7744906f78b5753c5cfa3a1c4dbc064d5ee6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]