広島カープの編成グループ長を務めた川端順氏が、広島商―広島経済大出身で地元生まれの柳田悠岐を2010年ドラフトで指名できなかった理由を語りました。川端氏は、高橋慶彦氏のYouTube「よしひこチャンネル」に出演し、自身の誤りを反省しています。川端氏は当時、広島が柳田を追いかけている中、大学選手権の視察で柳田が女の子にサインをしている姿を目撃し、それがチャラついていると誤解しました。

この印象が「カープに合わない性格かもしれません」という報告につながり、指名順位が下げられました。結果、柳田はソフトバンクにドラフト2位で指名されることとなりました。王貞治球団会長の強い推しで指名が決まったと言われています。

柳田悠岐のドラフト指名失敗に対する川端順氏の反省には、個人の判断ミスがもたらす影響の大きさが示されています。広島カープが柳田の性格を誤解したことから、彼を指名しなかった結果、生粋の広島育ちである柳田が別の球団に移籍することになりました。このエピソードは、どのように判断が一瞬で影響を与えるかを教えてくれます。同じ過ちを繰り返さないように、選手の性格や能力を正確に見極めるための体制強化が必要です。具体的には、スカウト活動の際には偏見を排除し、客観的な評価基準を設けること、選手の成長過程を長期的に追跡する体制の構築、さらに、選手とのコミュニケーションを強化することでその人柄を直接確認する方法が求められます。

広島カープの成長と成功のためには、こうした制度改善が重要です。スポーツ界全体においても、個人感情に左右されない透明性のある評価制度が、将来のスター選手を逃さず獲得する鍵となるでしょう。

ネットからのコメント

1、キティーちゃんのスリッパを履いて大学に行っていたらしいし、写真を見るとチャラついていたというよりヤンキー臭はしたかも笑実際のところ、ホークスに入団した頃も若干、そんな雰囲気はあった（小声）でも本当は穏やかで、バカ正直で、素直な性格なんだよね。ギータはホークスだったからこそ伸びた選手だと思う。

2、>柳田は2010年ドラフト2位でソフトバンク入り、秋山翔吾を指名する方針だったが王貞治球団会長の推しで柳田指名に切り替えたと言われている。王会長が秋山と柳田を比較して、柳田の方が大きいのを打てるから秋山ではなくて柳田を指名したと言う話だよね。鈴木誠也が高校時代にピッチャーゴロでも一塁に全力疾走をする姿を見て惚れ込んだように広島はものすごく性格を見て指名すると言われる。柳田のそのような一面から判断を誤ったのは痛がったが、カープではなくてソフトバンクだから伸びたかもというように考えるのがいいと思う。

3、柳田指名ドラフトはホークスの伝説のドラフトです。確かスカウトが２位で八戸大の秋山翔吾指名を提案したが、王会長が「飛ばすのか？」「長打力はそれほどでも」「一番飛ばすのは誰か？」「広島経済大の柳田です」「そちらにならないか？」「はい」で柳田に変更になったそうです。秋山監督は「大学の通算本塁打数は８本？少ないが大丈夫か？」と文句を言ったらしいですが（投手が勝負を避けたかららしい）。そしてキャンプで柳田の打撃を一目見た王会長が気に入って「柳田の打撃には一切触るな。そのままで育てろ！」と指示が出て、柳田の打撃をいじらずに育てました。１年目で２軍のHR王。５年目にトリプルスリーで.363の首位打者。それを考えるとカープよりはホークスで良かったんじゃないか？と思います。この年は育成4位千賀、5位牧原、6位甲斐と育成が神ドラフトでした。

4、柳田を指名し損ねたかもしれないけど、柳田のあのスイングではプロでは活躍できないという意見もあったが、王さんがあのスイングは直さないでそのまま育てろとの育成方針で柳田はここまでの選手になれた。

もし広島に入団してスイングを直されていたらここまでの選手にはなれなかったかもしれない可能性もあるだけにホークスに入団したからこそ逃がした魚は大きかったと言えるんだと思う。だから重複指名したがイマイチ活躍していない選手などがもし違う球団に入団していたら逆に大活躍していた可能性もあるのではないかと思ってもいる。