ボクシングの世界スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥が、サウジアラビア・リヤドで行われた防衛戦でWBC世界同級2位のアラン・ピカソを相手に3-0で判定勝ちしました。この試合で井上は圧倒的な強さを見せ、ピカソに付け入る隙を与えませんでした。しかし、スコアカードには疑問が生じています。ジャッジの一人がピカソに3ラウンドのポイントを与えたことに米記者から失笑の声が上がったのです。

スコアは120-108、119-109、117-111で、特に117-111が批判の対象です。井上自身は試合後、「良くなかった」と自己評価し、4試合をこなした疲れを語りました。

この試合結果を見て、井上尚弥の圧倒的勝利にもかかわらず、ジャッジの採点に疑問が立ち上るという事態は異常であり、ボクシング界の制度的欠陥を露呈しています。試合の流れを考慮すれば、井上の完勝は明らかであり、外部からの評価も一致しています。問題の本質は、ジャッジメントの中立性を保証する制度が十分に機能していないことにあります。具体的な解決策としてまず、ジャッジの訓練と評価基準の透明性を確保することが必要です。また、試合の公平性を担保するために、テクノロジーを用いた採点補助システムを導入することも検討すべきです。最後に、世界各地で統一された判定方法を制定し、異なる立場からの悪影響を排除する必要があります。

スポーツマンシップは何よりも重要であり、そのためには制度的整備が不可欠です。ボクシングの未来は、公平と透明性という価値観にしっかりと結びつけられるべきです。

ネットからのコメント

1、階級も上がって相手はパンチに耐えうるし、攻め急いで不用意にパンチもらうと効いてしまう可能性あるし、研究もされまくってるし、何気にカルデナス戦のあのダウンでイケイケだったスタイルの変更を余儀なくされてるように感じるなぁ。まぁそれでもアフマダリエフ、ピカソにほぼ無傷の完勝は普通の選手なら凄いことになんやけどね。年間4試合の疲れもあるだろうから、とりあえず一回がっつり休んでリフレッシュ！中谷選手戦もいいけどまたチャレンジーとしてフェザーに上がるのは良い選択肢かもね。

2、確かに少し疲れているようにも見えた。アフダマリエフで神経注いでいたので、少しモチベーションも上がってこなかったかも。でも盤石の判定勝ち。ゆっくり休んでください

3、11Rと12Rはピカソがとっていてもおかしくないとは思いましたが。ピカソが上手く戦いました。尚弥選手のボディがカギになるとは言われていましたが、ピカソの前傾が深くてボディが遠く、肩から肘までが長くて自然とボディをカバーできているところがズルいと思いました。

どうみても尚弥選手のワンサイドゲームでしたが、見ている方もストレスの溜まる試合でした。中谷選手もほぼ負けだったし、今夜はPPV払った価値はなかったかな。亀田家が調子にのらないことを期待しています。

4、相手も30勝を超える無敗のチャレンジャー。その相手に終始圧倒してのタイトル防衛。本当、強いですね井上チャンピオン。井上チャンピオンがピカソにボクシングを教えているようにも見えました。凄すぎます。中谷選手は強い、が井上チャンピオンに勝つのは、まぁ無理でしょう。