ホンダは、米国生産の大型SUVやピックアップトラックを日本市場で販売する逆輸入を検討しています。背景には、トランプ政権が掲げる対日貿易赤字の縮小に貢献する狙いがあります。具体的には「パイロット」や「パスポート」、ピックアップトラック「リッジライン」や、高級ブランド「アキュラ」がターゲットとして挙げられています。この動きは、トヨタや日産も追随しており、米国の対日貿易赤字削減に向けた各社の対応が進んでいることを示しています。

ホンダの逆輸入案は、日本と米国の自動車産業をめぐる複雑な状況を改善しようとする試みの一環です。しかし「問題の本質」は、こうした取り組みが果たしてどの程度効果を持つのかにあります。市場への影響のみならず、関税引き上げを回避するため各国がどのように自国の産業を守るかという問題が、長期的な視点で検証される必要があります。具体的な解決策として、現地生産と多品種展開、関税交渉の透明化、消費者ニーズを考慮した製品開発が挙げられます。これらの戦略を通じて、単なる利益追求ではなく、持続可能で公平なグローバルビジネス環境の構築に貢献することが求められるでしょう。

ネットからのコメント

1、これって、昔アコードを筆頭によくやっていた手法ではないんですかね。30年位前に、USアコードワゴンに乗っていたけれど、購入時はすごい人気で、何ヶ月も待たされた記憶があります。確かに、ホンダオブアメリカ製作なので、逆輸入車とよく言われますが、車検書類上は逆輸入車というものはなくて、通常の外国車と同じ輸入車扱いでした。もちろん右ハンドルを始め、日本の交通法規に沿った仕様になってくるのかと思いますが、大型のSUVということで、どれだけのマーケットがあるかは未知数だと思いますけれども、選択肢が多いのはいいですね。

後は、円安が価格にどう反映されるかだと思います。

2、年々、新車の販売価格は確実に上昇している。かつて300〜400万円の車といえば「かなり良い車に乗っている」という印象だったが、今では普通の価格帯になってしまった。物価全体が上がっているとはいえ、車だけは上昇幅が突出している。安全装備や電子化、環境規制対応など理由はあるにせよ、家計への負担感は明らかに強まってると思う。

3、右ハンドル仕様で入ってくるんですかね。それと左ハンドルでアメリカンサイズだとよほど酔狂な人じゃないと買わないと思いますけど賢明なホンダはさすがに考えているでしょうね。どんな車が入ってくるのかちょっと楽しみではあります。

4、これはホンダにとって久しぶりに良いニュースだな。現在のラインナップのデザインがかなり厳しい評価を受けているので、デザインテコ入れという意味でも米国生産車の逆輸入には賛成したい。