カナダのカーニー首相は8月22日、米国製品への報復関税の撤廃を表明しました。これにより、米国製の自動車・鉄鋼・アルミニウムに対する関税は維持されるものの、その他の製品については報復関税が撤廃され、自由貿易の再開に向けた動きが加速しています。新方針は9月1日に発効予定で、両国の貿易及び安全保障関係の強化を目指しています。カーニー首相は会見で、カナダの輸出品に対する米国の関税が依然として低い水準にあることを指摘しつつ、カナダの貿易優位性維持のため最大限の努力をすると述べました。
米国トランプ大統領はこの発表を歓迎し、カーニー首相との電話会談を予定しています。
カナダの報復関税撤廃は米国との貿易関係改善を見据えた戦略的な選択ですが、これによって本当に両国の貿易が活性化するかどうかは慎重に見極める必要があります。カーニー首相の決断は、単なる追随だけでなく、カナダの輸出品に対する米国の関税水準が依然として低いことを確認した上での戦略的な判断とも言えます。しかし、この姿勢だけでは、関税撤廃がカナダの経済に与える影響を十分に緩和できない可能性も残されています。解決策として、まずは新たな経済・安全保障協定の締結を加速することが急務です。また、自由貿易協定に基づく製品の多様化を図り、長期的な競争力を強化することが重要です。そして、国内産業の競争力を高めるために、政府支援を強化し産業育成に注力する必要があります。
最終的に、貿易戦略がただの政治的妥協に終わることなく、持続可能な経済成長を実現する指針となるべきです。
ネットからのコメント
1、腰砕けですか!残念です。多分、世の中のかなりの人がそう思っています!格闘技なら、階級違いの戦いですが、相撲なら、ワンチャンありますから期待していたんですが、国内から悲鳴が上がったんですね、仕方ないです!この後はどうなるのでしょうか?反米感情はすぐには消えないでしょうね、
2、5月6日、カーニー首相がはじめてホワイトハウスを訪問してトランプと会談した。両国関係の改善が期待されたが、トランプは無礼にも、対面で繰り返した。「米国の51番目の州になればいい」カーニー首相は冷静にたしなめた、「不動産屋ならば知っているだろうが、世界には売買できない場所がある。(英国の)バッキンガム宮殿やホワイトハウスがそうだ。カナダも同様である。カナダは売り物ではない」実はカナダは独立国家だが、イギリス連邦の一員だ。よって国家元首は、英国国王となる。カーニー首相はトランプが権威に弱く、英国王室を崇敬していることを知っていた。
なので、こう示唆したんだよ。「同じ言葉をバッキンガム宮殿で、チャールズ国王に言えますか?」無学なトランプはまるで気づかないようだった。しかし、合衆国大統領の権威は地に落ちたんだよ。この恥ずかしい会談の模様は、世界中に報道されてしまったんだよ。
3、まあ、日本もこれを機に少しでも独り立ちすべきだ。防衛面ではウクライナを見るに欧米の支援は限界がある、国産兵器開発と生産、また食糧自給率の向上、少子化対策。海外に援助なんてする余力はないよ
4、自由貿易は単なるスローガンではなく、自国のリソースをより儲かる分野に集中させて国富の最大化を図る比較優位論を体現した政策。ファースト主義といっても国内の非効率で不採算事業を守るだけで、物価はあがり、必要なお金や人がが新興事業に回らなくなる。アメリカの衰退を見据えた対応をCPTPPとEUの連携で見据えていかないと
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/81089ee5db526bcf8f72bae3d0a9d0f6142707dd,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]