自民党の萩生田光一幹事長代行らが台湾を訪問し、頼清徳総統と会談したことに対し、中国外務省が強く反発しています。中国側は、この訪問を「中日4つの政治文書の精神と、日本の約束に対する裏切り」とし、『一つの中国』原則に反するものだと主張しています。22日に中国外務省は、日本側に「厳正な申し入れ」を行い、内政干渉しないよう要求しました。

また、高市総理大臣の台湾有事に関する発言に対する撤回を求め、小泉防衛大臣の非核三原則見直しの議論に対しても、「戦後の国際秩序への挑発」として反発しています。

日本の議員が台湾を訪問し、中国が抗議を表明したこの出来事は、地域の政治的緊張を浮き彫りにしました。この状況は、外交政策がいかに時には危険な綱渡りとなるかを示しています。まず、日本が台湾との交流を深める一方、中国がそれを脅威と見なすのはなぜかを考慮すべきです。これは、現行の外交制度が不安定な均衡に頼っているためです。問題を解決するには、第一に、多国間での対話の場を設け、相互の誤解を解消し、透明性を持ったコミュニケーションを図るべきです。第二に、日本は自身の外交方針を明確にし、国際社会においてもその立場を強める必要があります。第三に、常に平和的な解決策を模索し、軍事的なエスカレーションを未然に防ぐための安全保障の枠組みを再評価すべきです。

価値観の対立が顕著な中で、外交はその困難さを増しています。しかし、持続可能な平和を築くためには、短期的な利益ではなく長期的な視点での関係性の構築が求められます。

ネットからのコメント

1、内政干渉も甚だしい。何が断固反対だよと言いたい。萩生田議員他、台湾のの関係構築について、中国に何も言われる筋合いはないし、高市首相はこんな中国の言わば脅しに屈せずに毅然とした態度で以って中国と対峙をして欲しい。良いかがり、難癖にも程があると言わざるを得ない。

2、軍拡まっしぐらの戦狼外交国家が平和だなんだと言っても、気に留めなくなってきた。良いことか悪いことか分からないが、そのうち誰にも相手をされなくなるのは確かだと思う。その時に破れかぶれになって何かしでかすのではないかと心配。だからこそ、我が国は有事に備えていかねばならないと思う。

3、中国が色々なところで日本のことを貶めてくれてますが、日本もこうやって中国のことを牽制しています。こういう動きをとれるのは、高市政権とこれまでの直近の政権との違いを感じます。戦争を起こしたくないのはお互いに同じでしょう。

だからといって中国に言われるがままというのは、日本人のためにならないのでは。高市総理を叩くマスコミはもう少し考えた方がいいでしょうね。

4、この日中関係で台湾に議員を行かせる高市政権。最近の政権では考えられません！高市さんからコメントはなくても強い意志を感じます。当然、中共はカンカンでしょうが、当然想定内でしょう。中国に依存し、顔色を気にする政権ではないって言っているように感じます。日米台が連携し、結果、台湾、台湾海峡が平和であってほしいですね。