15日朝、JR常磐線で発生した事件では、運転士が点呼後に再び寝てしまい、電車の出発が約24分遅れる事態になりました。千葉県の我孫子駅で午前6時26分発予定だった下り列車が、出発10分ほど前に運行管理部署から出発準備の遅れが報告されました。調査により、午前5時33分の点呼に来ていた運転士が時間調整のため部屋に戻った後に寝てしまったことが判明しました。
この結果、乗客約100人に影響が及びました。他の電車への遅れはありませんでしたが、JR東日本は今後の乗務員指導を強化するとしています。

この事案は、特に公共交通機関の安全と信頼性に直結する重要な問題です。運転士が運行前に睡眠を取ること自体が悪いわけではなく、むしろ必要な行動ではありますが、今回の事例ではタイミングと管理体制に問題があったと考えられます。まず、交代制勤務など不規則な勤務が続く中で、運転士自身の体調や休息時間が適切に管理されていたのか、疑問が残ります。この問題は単なる個人の過失に留まらず、運行管理体制そのものの見直しが求められます。具体的な解決策として、休憩室の利用状況をチェックする仕組みの導入、運転士のアラートシステムの設置、点呼時における運転士の健康状態確認の強化が挙げられるでしょう。
我々は、運行の安全性を高め、乗客の信頼を取り戻すため、これらの改善策に真摯に取り組むべきです。公共の安全を守るという責任は、企業と社会全体が共有すべき大きな課題です。
ネットからのコメント
1、乗務員の仮眠時間は4時間もないと聞いたことがあります。4時間睡眠後の判断力は350mlの缶ビール2本飲んだ後と同程度という研究結果があるそうなのですが、本当だとしたら恐ろしいですね。鉄道会社ならアルコールには当然のごとく厳しいでしょうけど、睡眠時間に対しては適当すぎるんじゃないでしょうか?睡眠の量は質ではカバーできないとも聞いたことがあります。安全を謳うなら睡眠時間をどうにかするべきですよね。
2、こういったことがあると、体調管理とか自覚や責任感とか話題に上りがちですが、そもそも泊まり勤務の時の仮眠時間が短すぎて、眠気と闘いながら乗務している運転士・車掌(もちろん駅員も)によって、早朝〜朝ラッシュ時間の電車は動いていることをもっと明るみになってほしいですね。もちろん、だからこそ午後からの出勤で翌日の午前中には終わるわけですが。
日常生活でも、「よし!明日家族でドライブに行こう!!」という日は早く寝ます。当たり前ですそんなのは。大切な家族を乗せてたって、仕事として何千人のお客さまを乗せてたって、眠くなりやすさに多少の違いはあるものの、眠い時もあります。でも会社は…各自で自覚を持って体調管理を。体調が悪い時は申告して。で終わりなんですよね。
3、とんでもない運転士だ!と思ってしまいそうなところだが、勤務状況はどうだったのか、過労状態ではなかったのか、家庭で何か問題を抱えていなかったのか、大きなストレスにより不眠症などになっていなかったのか、きっちり調査した上で処理してほしいですね。
4、本当に電車もバスも交通機関の運転士というのは、不規則な上に休みも少なく、おまけに寝る時間もない。5時間寝られる日なんて週に1日あるかないか。そりゃ眠たいのは当たり前だよ。人間らしい生活をさせてもらえないのに指導とか自覚の問題ではありません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6fb55439bea02c2838cee2351282da0f244c8953,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]