ジャンピエール・ラクロワ国連事務次長は東京都でインタビューに応じ、国連の平和維持活動(PKO)の現状に警鐘を鳴らしました。彼は世界の分断と大国間の対立が紛争解決を妨げていると懸念を表明しました。日本の継続的な国連PKOへの貢献は高く評価され、連携強化が期待されています。しかし、アフリカでのPKO部隊は減少しており、その背景にはロシアの軍事的関与があり、西アフリカ・マリでは国連PKOの撤退を余儀なくされ、スーダンでは内戦への介入が強まっています。
この状況に国際社会の一致団結した働きかけが不可欠です。
国連の平和維持活動が直面する課題はまさに国際社会の分断によるものです。ロシアの軍事干渉は、アフリカ地域のみならず世界的な平和努力を脅かしています。特に、西アフリカにおけるロシアの影響力拡大は、国連PKOの撤退を余儀なくし、その地域の安全をさらなる不安定に陥れました。こうした状況は、PKOそのもののあり方を問い直させるものです。まず、国際社会としての団結を強化し、大国の一方的な軍事行動に断固対抗する必要があります。具体的には、国連が紛争地での活動をよりデジタル化し、技術革新を通じて効率を向上させることが一つ。また、各国が自国の利益に捉われず、人道的視点で政策を策定することが求められます。さらに、国際貢献の新たな枠組みを模索することも大切です。
日本の誠実な貢献に代表されるように、真の安全保障は国際社会が協力して初めて実現できるのです。この紛争解決の願いと平和への希求が、未来を切り開く鍵となることでしょう。
ネットからのコメント
1、時代が変わったことを感じますね。PKOに参加する前はメディアと社会党を始めとする野党が大騒ぎをして戦争に巻き込まれると言って大反対していたのに、今では当たり前のようにイラクやインド洋やアフリカに出て行っている。湾岸戦争では金だけ出してと国際社会から小馬鹿にされましたが、その後多くの自衛官や文民警察官の頑張りで評価されるようになった。国連のような役に立たない金食い機関から評価されるのはどうでもいいですが、日本と日本人が目に見える形で国際貢献するのはとても大事なことだと思います。今も海外で頑張っている自衛官の皆さんに尊敬と感謝です。
2、国連は第2次世界大戦の戦勝国が常任理事国であり拒否権を持ち特別な地位が与えられている。常任理事国の一カ国でも拒否権を発動すれば何も決まらない。ロシアがウクライナに侵攻した際も安保理は何も出来なくて無力であった。
日本は国連加盟国中、米国、中国に次ぎ第3位の分担金負担国なのに常任理事国にはなれないのは道理に合わない。早急に今の国連の常任理事国・安保理の改革及び再編見直しが必要である。
3、役に立たない国連は一度解体すべき。常任理事国制度が全てをダメにしており、未だに敵国条項が外されていないのにお金も人も貢献する必要は最早ないと思う。
4、金だけ出さして重要なポジションは欧米人で揃えるのやめてほしい。今の立場を受け入れるなら日本は各国際機関で定められている分担金を値下げ要求してほしいし、任意拠出金に関しては全て取りやめて国内の財源に回して欲しい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9a40d39ab0cd4afda4b7072fbd36a5799be96d32,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]