東京都豊島区池袋駅西口周辺が、近年「ガチ中華」の聖地として注目を集めています。1990年代、中国からの移民が日本語学校の多さや安価な住居、アルバイトのしやすさを理由に集住。その結果、中国本場の風味を提供する店舗が増えました。また、1991年の中国食品スーパー設立を契機に、中国系住民数は増加。
さらに、2010年代には大手中国火鍋チェーン店の進出を皮切りに飲食店が増加しました。コロナ禍では海外旅行が制限される中で、SNSによる情報発信が中心となり、日本人の間でも「池袋で中国旅行気分」が広まり2022年には「ガチ中華」が流行語に。現在では池袋駅西口周辺に約130店のガチ中華店が営業し、多文化共生の象徴としても注目されています。

「ガチ中華」の池袋での発展は、地方都市から集まる移民のネットワークと需要供給のダイナミクスが生み出した、多文化共生の成功例と言えるでしょう。しかし、これには賛美の面だけでなく、都市政策や多文化共生の新しい課題を投げかける面も感じられます。まず、都市部における特定民族の集中が地域社会に与える影響、またそのコミュニティが孤立せず共存できる環境の整備が重要となるでしょう。
地域の伝統を守る一方で、「ガチ中華」が日本人や若者に受け入れられ、流行文化として根付きつつある現状は素晴らしいことです。行政や地域全体が今後も、こうした多文化的な連携や支援を活かしつつ、差別や排他主義を防ぎながら多様性のある街を保つ努力が必要です。
ネットからのコメント
1、> 横浜中華街の味付けに物足りなさ横浜中華街は多少日本人向けにローカライズされてるとはいえ台湾とか福建・広東とか南の方の味だね海鮮メニューも多くて日本人好みではあるから受け入れられてきたんだろうなにをもって「本場」と解釈してるかは知らないけど中国は広いから料理にも地域色あるよ山の中とか東北部とかは中華といっても全然別モノだから物珍しさはあるし個性はかなり強めかもね
2、ガチ中華、行けばわかるけどめちゃくちゃ楽しいよ。正直、最初に入った時にはかなりおっかなかったけど、危険?なことは何もない。店員さんも普通に親切だしね。日本って、宗教やイデオロギーを超えていろいろな料理が平和に楽しめることは本当に誇りにしていいと思う。ガチエスニックとかガチインドも増えてきた。
意外とガチ英国料理がないので、マズ飯自慢を楽しみにしている。
3、以前にパートで肉の配送のトラックの助手をしていました。池袋西口にも沢山のクライアントがあり、連休前なんかは西口エリアだけで1トン位は下ろしておりました。半数以上は中国人が経営する中華で残りは焼肉屋かステーキ屋でした。しかし歩いている人も日本人よりも無国籍の人の方が多くて、夜一人では歩けない場所でした。店も新規開店しても大体1年位で閉店して変わっておりました。本場の味を食べたい人は行くのでしょうが自分は行きません。
4、元々横浜中華街は、広東や福建など中国の南の方の華僑が多くて、その料理は割と日本人の舌にも合う味付けが多い。池袋のガチ中華は、いろいろな地方の料理があるから、その違いはあるのかも。ガチ中華の流行りを受けて、横浜中華街にもガチ中華のお店増えるんだろうなと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/971afd97a020db379a8418277fd109a7259aa07f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]